鴨川市にある素朴な人家の温泉 | 粟斗温泉 (千葉県鴨川市)

低張性アルカリ性冷鉱泉
[泉質名]単純硫黄冷鉱泉泉
[成分量0.79g/kg・pH??・泉温18.2℃]

浴室は数人が入れそうな浴槽一本勝負の小さい浴槽である。そこはかとなく緑がかった湯で無味、使用掲示で加温・循環・消毒されている掲示だが消毒臭はせず、逆に温泉特有と思われる匂いもしない

掛け流し状態でも無く循環されているので鮮度は高くないと推察される。泉温は熱めで発汗を促してくれる温泉である。

外観はごくごく普通の人家という感じで、周囲の雰囲気と相まって田舎感は抜群。人も少なく大変静かで蝉の鳴き声のみが聞こえてくる。帰省した時の懐かしさを覚える雰囲気である。昔は宿泊もできたらしいが、日帰り温泉に切り替えたとの事

内装は少し古く、休憩室は古きよき日本の畳の大広間である。テレビの音声とセミの鳴き声が静かに聞こえてくる・・。

上記でも述べたが小さい浴室のみの温泉である。

しかし休憩室は20畳以上の和室に長机が設置してあり、クーラーが効いていて凄く涼しい・・14時頃に訪問したのでとても快適。。あぁ・・ずっとここで休みたい。。

なお入館料が1100円で都内のスーパー銭湯より高い。正直言って全体的な設備を勘案して休憩室込みでもこれはかなり攻撃的な値段かなと思う・・。逆にそのお陰で休憩室・浴室もほぼ貸し切り状態で楽しむ事が出来た。シンプルイズベスト的田舎の個人運営の休憩施設としては穴場的な休憩スポットではなかろうか。

貸し切り状態を楽しませて頂いたが帰り際の夕方頃には、地元の人のみならず別エリアナンバーの車両がそれなりに来訪していた。リピーターさんと思しき方と親しく会話されており実は人気があるのかもしれない。

帰り際、先ほど案内して頂いた女性の方に丁寧にご挨拶頂き、玄関まで見送りして頂く。なるほど・・温泉の質だけでなく、雰囲気や接客が丁寧である事も人気の要件になりうるのだなとあらためて学びを得た管理人でした。

余談だがこの施設、休憩室にいるときに驚いたのだが、携帯の電波が繋がらない・・

後で口コミを調べたがどうやらDocomo・auは繋がりにくいらしい。今まで携帯が繋がらなかった温泉は北海道遠軽町の『セトセ温泉』だっただけに千葉でも同じ経験が出来ることに衝撃を覚える。

●貴重品ロッカー◯入り口にあり
●アメニティ◯
●喫煙所×
●駐車場◯

■メリット
田舎のゆったり感を感じられる
休憩室がクーラー効いてて快適
応対の方が丁寧

■デメリット
値段が高い(1100円)
携帯電波が悪い(docomo,au)