湯川温泉 龍王閣 (石川県 七尾市)

※緊急事態宣言に伴う外出自粛の為、2016年頃に訪問した温泉情報を掲載しております。今より更にレポートとして稚拙な雰囲気を醸しだしております。何卒ご了承ください。

■温泉・施設設備が増改築・撤去されており、現在と違う可能性があります。
■現在は社会状況的に休業や閉業している可能性があります。公式サイトでご確認下さい。

和倉温泉までの道を外れて県道246号線の灘浦の時折細い道を通り抜けながらたどり着いた温泉。


ここまで来ると一昔前の年期の入った建築物が半農半漁の漁師の田舎町と行った感じで観光地として押してない感が好きな町である。中に入って日帰り入浴を申し出ると女将さんが快く対応してくれた。

旅館名に『閣』とついているが、こじんまりとした民営の旅館である。

受付でお金を渡し、早速中へ入る。

率直レビュー

施設名称 湯川温泉 龍王閣(石川県 七尾市) * 2016/05/26 訪問
泉質 星 4

能登唯一の自噴で油膜あり・・湯の華が指で潰せるぐらい大きい

■高張性・中性・高温泉 ■ナトリウム・カルシウムー塩化物泉

5~6人ぐらいが入れそうな小さな湯にやや薄濁った透明の温泉で泡と膜も見受けられる温泉。更に自噴であるらしい。(さりげに能登で自噴はここだけらしい・・)湯の特徴としては湯の花が大きく黄土色で指ですくってつぶせる様な大きさだ。

循環と加温がなされているが、循環理由が「湯の花が大きすぎるため」という理由はかなり珍しく異例では無かろうか・・しかし温泉の匂いが相殺されているかな。という程度で特に塩素臭は感じない。間違いなく良泉の部類に入る。

ライオンの口から流れている湯は、磯の香りのような金気臭と仄かに鉄臭も含む匂いを感じられ鮮度が高そうな印象を覚える。苦みと塩分の織り混ざったインパクトの強い味もポイントである。

なお、僅からながらもラドンを含有しているらしく、その事も誇らしげに更衣室に掲示してあった。

↑ のように湯の華が非常に大きい、親族に写真を見せたところ『汚い』と言われてしまった。江戸時代なら無礼打ちにされるぐらい失礼な発言である。・・何を連想して話したのか僕には見当つきかねるが、温泉好きな人間からすると個性あふれる素晴らしい証左であるのだが。。

雰囲気 星 3.5

民宿風温泉で景色はない。田舎と建物の雰囲気が素晴らしい・・

森と田畑と民家が疎らにある田舎の民宿で女将さんが家事をしていた・・平日に訪れたのもあるかもしれないがとても静か・・児童唱歌が大音量で流れていた。

フロントには石灰石か鍾乳洞の様な物が飾られており見事な物だった。内湯は人の家の湯船の様な印象で豪華さや華やかさは無いが素朴な感じ。「空心」と書いた石碑が気になる・・。

 

 

充実度 星 2.5

内湯のみの平均的な日帰り立ち寄り湯

フロントと内湯と宿泊部屋のシンプルな構造である。  
しかしながらアメニティはしっかり付与されているので安心。

その他

昔は掛け流しだったらしい・・華やかな石川県温泉地に隠れた個性的な湯の温泉旅館

帰りにフロント玄関前にて、掲示物を拝見したが、元々は塩素なしの掛け流しで温泉を提供していたとのこと。 この付近で初めて温泉を採掘したときの記事や、NHKでインタビュー放送された時の映像の写真や新聞雑誌の切り抜きなどが多数張り付けてあった。

トリップアドバイザー推薦の額縁などもあり海外の観光客も来訪している様だった。掛け流し当時は赤茶色の温泉だったと記載されており、維持が大変だったのかなと思う。しかし循環されていても雰囲気含め実力は高い温泉であることは間違いない。再訪する際は是非泊まってみたいものである。

管理人オススメ度 4 星 4 湯の華が大きい・昭和レトロな外観の能登唯一の自噴温泉

アクセス

住所 〒926-0002 石川県七尾市湯川町47−35−1
駐車場 あり
Webサイト 無し
電話番号 0767-58-1117
料金 600円(当時500円・現在は変わっているとの事)
営業時間 8:30〜21:00(現在は変わっている可能性あり・要確認)
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