幌加温泉 鹿の谷 | 上士幌に潜む極上の秘境混浴自噴温泉 (北海道上士幌町)

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幌加温泉 鹿の谷 | 上士幌に潜む極上の秘境混浴自噴温泉

今回は北海道上士幌町の『幌加温泉 鹿の谷』に訪問しました。
この施設は十勝と旭川を結ぶ三国峠のちょうど中ほどにあり、この前後20kmは携帯の電波が入らないまさに秘湯です。

秘湯らしくアクセスは車のみで、公共交通機関は一切通っていません。11月頭ですが、峠の電光掲示板には夏タイヤ禁止の文字が。実際に雪も降っていたのでおそるべし北海道。
仮に帯広からタクシーで行ったとしても距離が80km近くある上に、施設では電波が通じない為現実的ではありません。

十勝管内方面から行くと、三国峠の観光名所であるタウシュベツ川橋梁が10kmほど手前にあり、大自然での観光を楽しみながら向かうことができます。峠の途中に標識があり、それを曲がって更に1.5kmほどの細い道を進むと到着です。

駐車場は敷地全て含めても10台停められれば良いかなという程度です。
そして入口では鹿がお出迎えしてくれています。

ちょうど施設のおばあちゃんが鹿に餌付けをしている場面に出くわし、野生の鹿を飼いならしているのかと驚愕しました。※管理人も訪問した事がありますが、その時はキツネが飼いならされてました。ここまでくると熊も飼いならされているかもしれません

その他にも場合によっては熊や狐が現れることもあるそうです。流石山奥。入口で靴を脱ぎ、受付で入浴料を支払います。

脱衣所は廊下の突き当りにあります。ロッカーはないので貴重品はできるだけ持ち込まない方が賢明でしょう。

率直レビュー

施設名称 幌加温泉 鹿の谷 | 上士幌に潜む極上の秘境混浴自噴温泉(北海道上士幌町) * 2020/11/02 訪問
泉質 星 5

4つの全く違う泉質を一度に楽しめる

泉質
①ナトリウム泉
②鉄鉱泉
③カルシウム泉
④硫黄泉

まず始めに大事なことを。この温泉は混浴です。
筆者(男)はそれを知らずに訪れ、脱衣所から出て一番最初に目に飛び込んだのが全裸の中年女性でした。脱衣所が分かれているからと言って油断していました。そういう場所と知っていればなんともないでしょうが、女性にはなかなかハードルが高くなってしまうでしょう。
しかし、女性用脱衣所からは女性専用の内湯も1つだけあるらしく、男性がいるから混浴の方に行きたくないという方でも安心設計です。

泉質の書き方がかなり簡素なのは、詳しい使用掲示が見当たらなかった為です。脱衣所には簡単な説明があり、今回はこの通りに記述しています。しかし加水も加温もしていない100%源泉かけ流しなのは言うまでもないでしょう。

内湯は4つあり、手前から①ナトリウム泉、②鉄鉱泉、③カルシウム泉、打たせ湯という順番で並んでいます。それぞれの浴槽は8人程度入れる割と大きな浴槽で、打たせ湯のみが2人入れる程度の大きさです。
しっかり浸かるとギリギリ首元までというそれぞれの浴槽に対し、打たせ湯は腰まで浸かるような浴槽の深さです。

お湯の熱さはそれぞれ違い、訪問時には手前のナトリウム泉が一番熱かったのですが、口コミを見ると奥のカルシウム泉が一番熱いという声が多数。湯量での温度調整ですし、天候等にも左右されるのでしょう。

3つ並んだ浴槽を見ると、それぞれお湯の色と析出物の違いもありグラデーションを楽しめます。
これはナトリウム泉です。やや青みがかった透明色で、ざらざらとした析出物です。

次に鉄鉱泉です。やや赤みがかっており、浴槽も錆色に変色しています。

最後にカルシウム泉です。お湯も析出物の見た目もナトリウム泉と酷似していますが、析出物を触ると全く別物だということが分かります。ナトリウム泉の析出物が単純にざらざらしているのに対し、カルシウム泉の析出物はカチカチに固まったスポンジのようなシュワシュワとした触り心地です。湯船の底を撫でるとざらざらとした粉のような成分を感じます。

因みに打たせ湯にはどのような泉質か表示がありませんでしたが、浴槽やお湯の色から鉄鉱泉と同じものを使っているのではないかと思います。

続いて露天風呂です。打たせ湯の横にある出口から外に出ます。砂利も結構ある為、用意してあるスリッパを使うことをおすすめします。

露天風呂というより完全に野天風呂ですね。目の前の木々や川の流水音を五感で感じながらお風呂を楽しめます。
この浴槽には④硫黄泉が掛け流されています。この浴槽では湯の花が舞っています。

上の写真だと内湯のナトリウム泉やカルシウム泉と同様の色に見えますが、天候や源泉の影響によってその色を変えます。この写真は別日に撮影したものですが、硫黄泉らしいはっきりとしたエメラルドグリーンをしています。

そして硫黄泉の析出物がこちら。

これほどまでにはっきりした違いのある源泉を、4つ100%掛け流しで楽しめる温泉はなかなかないのではないでしょうか。筆者は初めて訪れてからこの温泉の虜になってしまいました。

雰囲気 星 4

田舎のおばあちゃんちみたい

立地、外観双方からみて分かる通り、かなり経年している建物です。
中は整理してありますが、写真や装飾・内装などどれをとっても田舎のおばあちゃんちのようです。台所も見えていたり生活感が漂っています。
しかし、相当な年数が経っていそうな割に汚いという印象はそれほどありませんでした。

また、施設の手前にはこんな小屋や、、、

こんな建物が。

レトロ好きには堪らない、何とも言えない雰囲気を醸し出しています。
好きな人にはドンピシャではまる雰囲気でしょうが、人によっては抵抗のある施設かもしれないです。

 

充実度 星 3

身体を洗う時は温泉で

〔浴室内設備〕
浴槽はどれも大きめですが、特に洗い場と言ったスペースはありません。水の出る蛇口が2つあり、または温泉で身体を流すといった感じです。ナトリウム泉と鉄鉱泉の間には、たらいに鉄鉱泉が貯められているので、そちらで流すのも良いでしょう。一応シャンプー・ボディソープは用意されています。

その他にもコップが用意されており、飲泉用だと思われます。使用掲示がない為保健所の確認ももちろんないのでしょうが、次に行った時は自己責任で飲んでみようかなと思います。

〔付帯設備〕
休憩所は2つあり、一つは受付横です。

もう一つは階段の横にある畳スペースです。

畳スペースが一番田舎のおばあちゃんち感が出てますね。テレビが置いてあるということは映るのでしょうか、、、?

近くには一切お店がなく、食料は15kmほど峠を下ったぬかびら源泉郷まで行かないと調達できません。そんななか、飲み物だけでも街中と変わらない値段で提供しているのはかなり嬉しいところです。

その他

素泊まりできます

登山客や深夜早朝の景色を狙うカメラマンの為か、素泊まりのみですが宿泊もできます。
食料はもちろん自分で持ってくる必要がありますが、炊事場も備えられている為パンや弁当だけでなく調理もできます。
周囲は余計な光が一切ない山奥、天候が良ければ満天の星空の下で露天風呂を楽しめますね。
因みに訪問時は寝具持ち込み3500円、寝具貸出5000円でした。それほど高くないので、秘湯での貴重体験がしやすく、日帰り温泉客がいなくなった時間帯で入浴もできるので女性にもおすすめです。

貴重品ロッカー×
アメニティ○
喫煙所○入口前
駐車場○

 

 

管理人オススメ度 5 星 5 4つの泉質を一度に楽しめる極上の混浴秘湯温泉

アクセス

住所 〒080-1402 北海道河東郡上士幌町幌加(番地外)
駐車場 あり
交通機関 自家用車必須
Webサイト なし
電話番号 01564-4-2163
料金 600円
営業時間 9:00~20:00
定休日 不定休
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