今回は山形県鮭川村の『加登屋旅館』に訪問しました。
加登屋旅館は羽根沢温泉という三軒の温泉宿と1つの共同浴場からなる小さな温泉街にある宿です。羽根沢温泉は大正時代に石油試掘した際に湧き出した温泉であり、山形県内でも貴重な間欠泉の温泉です。
山間部に位置する温泉街であり、道中は狭い道が多く、冬季は雪が降りしきる場所である為雪道が苦手な人はなかなか訪れにくいでしょう。そんな方は、本数は少ないですが鮭川村村営バスが通っていますのでそちらをおすすめします。鮭川村には電車が通っていない為、新幹線の停車駅である新庄駅からバスを乗り継いでいかなければなりません。
自家用車で向かう場合には温泉街の中心部にある無料の村営駐車場を利用しましょう。駐車場もバス停も加登屋旅館の目の前にあります。
施設に入ると昭和の臭いを残しながらも、ささやかな豪華さが感じられる内装です。
このカウンターで入浴料を支払い、右側の浴場へと向かいます。貴重品ロッカーはその手前の自販機横にあり、無料で利用できます。脱衣所にはロッカーはありません。
率直レビュー
施設名称 | 【源泉掛け流し】羽根沢温泉・加登屋旅館(山形県鮭川村) * 2020/12/11 訪問 |
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泉質 |
アブラ臭漂うトロトロ温泉 泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉 使用掲示には通年消毒、気温の低い期間は加温の表示がありました。 脱衣所ではほとんど臭いはしませんでしたが、浴場に入った瞬間に強いアブラ臭が漂います。泉質には含硫黄とありますが、アブラ臭が強くほとんど硫黄の臭いはありません。流石石油試掘の際に湧いた温泉です。
浴槽は六角形を半分にした形をしており、8人ほどがゆったり入れる大きさです。他にお客さんがいなければ歩行浴も推奨されています。見た目以上に広いです。 温泉は入った瞬間にぬるぬると身体にまとわりついてきます。湯上りはしっとりもちもちとした入浴時のままの肌触りです。このぬるぬるは山形県内でも数少ないpH8.4の高アルカリ性の泉質のおかげですね。 露天風呂がなく内湯だけですが、窓の外には申し訳程度に庭園が作られています。 浴槽からオーバーフローしたお湯は、床にある排水溝に飲み込まれていきます。
湯口は塩ビパイプです。その上にはコップがあったので飲泉させて頂きました。
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雰囲気 |
綺麗なまま残されたバブリー内装 流石に建物は建造されてから長い時間が経っており古さは目立ちますが、どこも綺麗に保たれており利用していて気持ちが良いです。
この横には鯉が飼われている池もあります。
この写真の奥を見るとわかりますが、実はこの旅館池の上に建つ珍しいつくりの建物です。池の中でも鯉が悠々と泳ぐ姿が見受けられます。 |
充実度 |
歩行浴できる長さの浴槽が魅力 〔浴室内設備〕シャンプー・ボディソープ類、ドライヤーも完備されており、秘境感ある温泉街ですが設備は問題ありません。 前述しましたが、他にお客さんがいなければ歩行浴もできるほどの長さの浴槽です。宿泊よりもむしろ日帰りの時間の方が混まないでしょうから、健康のために歩行浴もしやすいのではないでしょうか。
〔付帯設備〕休憩できる場所はロビーのバブリーなソファのみです。
多くはないですが漫画も置いてあります。このような施設にありがちな偏った品揃えです。 また温泉街全体でも食事できるところは加登屋旅館横の加登屋食堂のみです。こちらは入口は別ですが加登屋旅館が運営している食堂のようです。 |
その他 |
喫煙所×
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管理人オススメ度 | 4 強いアブラ臭のトロトロアルカリ性温泉 |
アクセス
住所 | 〒999-5205 山形県最上郡鮭川村中渡1312 |
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駐車場 | あり |
交通機関 | 自家用車推奨 羽根沢温泉バス停目の前 |
Webサイト | http://hanesawaonsen-katoya.com/ |
電話番号 | 0233-55-2525 |
料金 | 300円 |
営業時間 | 8:00~20:00 |
定休日 | 不定休 |
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