秘境の温泉街でただ一軒の営業「御やど しきしま荘」 (上川郡東川町天人峡温泉)

泉質： ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉（旧名：含土類・食塩-芒硝泉

源泉名：天人峡第一号泉

弱黄色微濁、無味無臭

源泉温度：44度

Ph値：6.88

中性の温泉は空気に触れると金色に近い黄色に変色するのだとか。

温泉の床は、温泉成分のせいで重晶石がいっぱいで、でこぼこしています。味があってこの床を見られただけでもとても得した気分になりました。

特徴的な匂いはなく、若干金気味がしました。

ぬるつきはなく、きゅきゅっとした触感です。冷めにくいお湯とのこと。

内湯の温度が高かったのもあってか、あっという間にあたたまり、露天風呂へ行きました。

露天風呂は、内湯よりも濁りが強かったと記憶しています。

お天気の良い日だったので、景色も堪能できました。少しだけ柱状節理の岩肌が見えましたよ。

源泉温度のままとのこと、やはり冬の北海道の露天風呂は少しぬるめ。長く入っていられました。

温泉旅館とあって、歴史がありながらも何度もお手入れを重ねてきたのでしょう。
館内は大変きれいで、おしゃれなつくり。ノスタルジックな感じもありました。

お土産コーナーには名入りタオルや、入浴剤の販売、お菓子がありました。

「帳場」で入浴料を払います。

宿泊もできるのですが、展望檜風呂付き客室もあるのだとか。一度ゆっくり天人峡のお湯に浸ってみたいですね。

休憩所やごろ寝どころは特になく、ロビーに椅子がありました。

また、男女の浴室を出てすぐの場所にテーブルと椅子もありました。

日帰り温泉客も使用できる、シャンプー・コンディショナー・ボディソープが備え付けてありました。洗い場は6か所あり、内湯は15名くらいは入れそうな広さがあります。

タオルの販売やバスタオルとタオルセットのレンタルもしているので、手ぶらでも大丈夫ですね。

露天風呂の浴槽はこじんまりとしていて、3名ほどが入るといっぱいになりそう。

けれど、露天風呂があるのはうれしいですね。

露天風呂があるおかげで、ゆっくり温泉を堪能できました。

天人峡は大雪山系トムラウシ山や忠別岳の登山口でもあります。

登山客や長期滞在客のためなのか、コインランドリーも備わっていました。

通常のお客さんは使わないかもしれませんが、乾燥機付き洗濯機の備えがあると、登山客や旅行客にはうれしいことでしょう。

タトゥーなどの入場禁止表記はありませんでした。喫煙所はなかったので館内は禁煙のようです。

ベビーベッドがあったので赤ちゃんの入浴はOKですね。

食事処があったのですが、宿泊客の朝食・夕食専用の場所のようでした。

しきしま荘へ行く間には、東川町中心部から車で約30分間、お手洗いやコンビニなどはありません。また、天人峡温泉やしきしま荘では、食べ物の販売はありません。東川町内で用意の上、向かいましょう。

管理人も１０年くらい前に『天人峡温泉・天人閣』を訪れたことがあります・・

何というか、トンネルを越えると凄い古い大きい旅館があり、建屋や湯処の全てが昭和レトロでポスターとかも明らかに90年代ぐらいの古いものが貼られており、タイムスリップしたような錯覚を覚えました・・

お湯や峡谷眺望も最高だったのですが、こちらは廃業しているようです。(調べたら廃墟の解体費用で揉めてニュースになってましたね・・・)

別ルートの旭岳温泉は比較的栄えていますが、こちらは人が少な目で穴場感があるので是非行ってみてほしいです。

↓　天人閣の写真

↓　天人閣のお湯