阿寒湖畔トレーニングセンター | 阿寒湖のマニア向け秘湯(?)温泉 (北海道釧路市)

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阿寒湖畔トレーニングセンター | 阿寒湖のマニア向け秘湯(?)温泉

今回は北海道釧路市の『阿寒湖畔トレーニングセンター』に訪問しました。こちらの施設は名前の通り阿寒湖の周辺にあります。

阿寒湖の周囲は阿寒湖温泉として温泉街を形成しており、ホテルだけでなく食事処やお土産屋も充実しています。阿寒湖を遊覧船で周遊したり、アイヌコタンではアイヌ文化に触れることができたり、漫画「バキシリーズ」の作者である板垣恵介先生の出身地であることから原画展が行われたりと、温泉だけでなく観光の面だけ見ても十分楽しめる地です。

阿寒湖畔トレーニングセンターは温泉街から少し離れており、温泉街から西側へ向かい、阿寒湖小学校と阿寒湖中学校の間にあります。

阿寒湖での交通の要となるバスセンターへは、釧路・網走・帯広等からアクセスできます。そこからは徒歩で約20分の距離にありますが、こちら側には観光施設や商店は一切なく、通常の観光客であればまず来ないような立地です。温泉街からそう遠くないですが、ある意味秘湯と言っても良いかもしれません。

駐車場も広く取られていますが、どうやら阿寒湖周辺のホテルへ駐車場の貸し出しをしている(もしかしたら繁忙期だけ?)ようで、そのホテルへのシャトルバスも運行しています。トレーニングセンターとホテル利用者の駐車場は区画が分けられているようで、駐車前にホテル係員の方へトレーニングセンター利用の旨を伝えてトレーニングセンター脇に駐車しましょう。山形ナンバーでトレーニングセンターに向かう筆者に、係員の方は『え、マジでそっちなの、、、?』って感じの視線と反応を送ってきました。

靴をスリッパに履き替え、受付で料金を支払います。館内は殺風景で薄暗く、他に利用客がいなかった為かとても寂しく感じられます。地元の方もなかなか来ないのでしょうか。

夏は水が張られているのでしょうが、11月に訪れた為プールは空っぽです。これまた寂しさを加速させます。

廊下をまっすぐ進んだ突き当りに温泉があります。利用客がいない時には脱衣所の扉は開かれているようです。
ロッカーがないので貴重品の管理に気を付けましょう。

率直レビュー

施設名称 阿寒湖畔トレーニングセンター | 阿寒湖のマニア向け秘湯(?)温泉(北海道釧路市) * 2020/11/06 訪問
泉質 星 4.5

阿寒湖周辺と全く泉質の違う温泉

泉質:ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物温泉(中性低張性高温泉)

阿寒湖畔トレーニングセンターでは上記のような泉質の成分総計2.401g/kgの温泉が楽しめます。阿寒湖周辺の温泉が単純温泉なのに対して、成分盛りだくさんの温泉を存分に楽しむことができます。

色は半透明の黄土色といったところでしょうか。浴槽も温泉成分で茶色に変色しています。

湯口には蛇口が3種類あり、こちらにも析出物が堆積しています。

手前のホースが付いた蛇口から源泉が供給されています。この蛇口は閉めるも開けるもできずガチガチに固定されていました。真ん中の蛇口も動かず用途不明。奥の蛇口が普通の水道水です。

一応39~43度の設定にされているようですが、利用者が長時間いない時には絶対それ以上の温度になっているでしょう。筆者が入浴した時も結構な熱さでした。熱いお湯が苦手な方は水道水の蛇口をひねるしかないようです。

入浴して少しの間はキシキシとした浴感でしたが、時間が経つにつれて肌が明らかにもっちりとしていく不思議な感覚です。炭酸水素が933.6mg含有されていますが、それに加えてメタケイ酸が203.3mg含まれているせいでしょうか。筆者の拙い温泉歴では初めての感覚で、また道東に行った際は是非入浴したいと思わせてくれました。

雰囲気 星 2.5

薄暗く寂しい雰囲気

施設は昭和63年に建てられたらしく、綺麗に保たれているものの相応の劣化が目立ちます。

日の入り方があまり良くはない為薄暗いことに加え、訪問時は他に利用者がおらず寂しく感じました。昼間でも廊下の電気を点けてくれればもう少し取っつきやすい印象でした。

 

充実度 星 2.5

あくまでも地域のトレーニングセンター

〔浴室内設備〕

浴槽は内湯一つのみで、シャンプー・ボディソープ等のアメニティはありません。アメニティ類については各自持参の必要があります。

浴室内は換気扇が回ってはいるものの、換気扇の規模的に換気が追いついておらず蒸し暑いです。温泉の温度や泉質もあいまって汗が止まりません。
脱衣所にドライヤーがあるものの扇風機はない為、夏場であれば汗が引くのにかなりの時間がかかりそうです。

〔付帯設備〕

この施設はあくまでも地域のトレーニングセンターであり、フィットネスクラブやジムとは違います。ゆったりと休憩や食事を楽しみたいというのであれば温泉街に降りる外ありません。

その他

管理人からひとこと

管理人も阿寒湖の温泉に行った事がありますが、有名な場所の割に日帰り向けな施設施設が少なかった感じがします・・

バスセンター・まりも湯(閉業)など・・一人旅主体+マニアックな温泉施設が好きな人は訪問してみてもいいかもしれません。

貴重品ロッカー×
アメニティ×
喫煙所×
駐車場○

 

管理人オススメ度 3.5 星 3.5 阿寒湖で一番濃い・・ある意味秘湯玄人向け温泉

アクセス

住所 〒085-0467 北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉5丁目7-1
駐車場 あり
交通機関 阿寒湖バスセンターから徒歩約20分
Webサイト https://www.city.kushiro.lg.jp/kyouiku/sports/shisetsu/0013.html
電話番号 0154-67-2162
料金 10/1~5/31:370円
6/1~9/30:260円
営業時間 11:00~20:00
定休日 月曜日・祝日の翌日・1/1~1/3・12/29~12/31
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