白川温泉 白川荘 (山形県飯豊町)

［温泉地名］白川温泉　［源泉名］数馬源泉　［泉質名］単純冷鉱泉　［泉温］12.7℃　［pH］7.8

小さめな浴槽があります。大きな窓からは「水没林」と白川ダムが望める開放感の素晴らしい眺望が楽しめます。

一方泉質はというと「加水」「加温」「循環ろ過」「消毒」を行っているため個性は無く、無色透明なお風呂のお湯といった感じでした。ちなみに「循環ろ過」も追いついていないのかあまりお湯自体もきれいとは言えない状態・・?

筆者は昼の時間帯に入浴したが、朝一番に入ればお湯の質はよかっただろうと推測します・・

あくまでレジャー施設がメインで、キャンプやカヤックなどを楽しんだ後に入浴する場所といったとらえ方なら我慢できるかもしれないです。温泉を楽しむために来る場所ではないかなと感じました。

■管理人からの補足
近隣の数馬沢から2キロ程度源泉を引湯して提供しているようです・・2キロは遠いなと思いました

内装はレトロというか、なんとも懐かしさをかもし出した建物。
上述でも述べましたが、まるで地域の公民館に来たかのようです。

外装は看板裏の建物で、ログハウスかのような木板が張られていて優しい雰囲気
「中に入ったらあたたかそう・・」とイメージしてしまうほどです。

大自然の中にあるため空気の澄み具合がまったく違い、温泉ではなくドライブできてもいいような場所です。周りのきれいに整備されたキャンプ場やカヤック乗り場など山の中の遊び場が敷地内にあります。

その山の遊び場の中心にあるのにこの施設で、本当に周囲が山、湖、川です。
特に雪解けの春、5月ごろは水没林といって普段は地上に生えている木々が水没してしまい、とても幻想的な雰囲気を出しています。

こじんまりとした施設に食堂、休憩スペース、宿泊・観光が中心で、温泉はあくまでおまけのような感じです。

やはり春の雪解け時期にダムの水量が多くなった際に見られる水没林が名物だと思います。

お土産売り場もあり、アウトドアを楽しみに来た方には便利な場所だと思いました。

「さすが！米どころ山形！」と言わんばかりの日本酒のラインナップです。

宿泊施設も兼ねているため、食堂はもちろん完備しています。
ロビーに新聞があるところが宿泊施設付帯の施設らしいですね。

休憩スペースには囲炉裏もあり、レトロな囲炉裏と自動販売機のコンビネーションが時代の変化を表しているようで面白いです。
冬には実際に使用しているのでしょうか？笑

温泉ならではの牛乳もしっかり売っております。

■メリット
アウトドアが楽しめる（オートキャンプ場、カヤック乗り場［要予約］）
大自然の中にある
食堂、宿泊施設が付帯している
早朝、深夜も入ることができる
料金が安い

■デメリット
加温、加水、循環、消毒されているためほぼお湯
お湯が時間帯によってはあまりきれいではない
浴室が狭い