天然温泉 きぬの湯 (茨城県常総市)

低張性弱アルカリ性温泉　　[泉質名]ナトリウム・塩化物泉　[成分量3.7㌘・pH7.9・泉温40.5℃]

二系統の源泉を併せて提供しており、併せて350Ｌ/分程度の湧出値があるとの事。
浴室露天一部浴槽に源泉掛け流しと書かれた温泉の石碑が立てられているが、使用掲示が何処にあるのか分からない。
確かに一定量の源泉を湯船から掛け流している広義の｢源泉掛け流し｣温泉である事に変わりが無いが、消毒臭ははっきりし、恐らくその他使用も何かしらされていると思われる。加水・循環は一切していないなら堂々と記載し、源泉にこだわりのある方も呼び込めるようにすれば・・もっといいな。と思う。

色々な浴槽に入ったが内風呂の源泉掛け流し『美肌の湯』と書かれた温泉が一番鮮度が高そうな感じである。
檜(?)の浴槽に源泉が提供されている。温泉教授で著名な松田忠憲氏が、この温泉の効能を記載したボードが貼り付けられ、宣伝されていた。

なお、肝心の湯質であるが底が見える程度の濁度の温泉で仄かに塩分も感じられる塩化物泉ながら優しい湯感の温泉である。

掛け流しでないと満足出来ないレベルでなければ特に問題ないレベルだとは思う。

公式サイトではバリバリ源泉っぽい色をしていたのだが、もしかすると温泉量が枯渇し何かしらの調整を行っている・・??温泉を維持するのに運営的に大変なのかもしれないなぁ・・。

数年前に訪れた時と変わらず、外観はオシャレで、内装もケチのつけようが無いくらい綺麗に清掃されており店員さんもかなり対応が丁寧。やや和モダンなスーパー銭湯・・みたいなイメージだったのだが、やや高級志向も感じさせるコンセプトである。

浴室内も綺麗で、特に露天は周囲に高層物が無いため、空を全面に仰ぐことが出来る。
更に温泉の名称書きに石碑が使われていたり、竹垣や衝立が昔の茶室の壁みたいな作りにしていたりと凝った雰囲気も感じられる。

[浴室内]

この施設、特筆すべき点としてはサウナが三つ設置されている。通常の乾式サウナ・塩付きのミストサウナ・やや低温で傾斜のついたメディケーションサウナの三つである。雰囲気でも上述したが、こちらも大変綺麗である。

その他、電気風呂やジャグジー・寝湯・炭酸泉なども併設されており、小さいが歩行浴もあったりする。
露天には温泉が多数使用されており、一人で入れる浴槽や半身浴・あつ湯(やせがまんの湯)・炭酸泉など、バリエーションも色々ある。

[館内]

館内は比較的コンパクトに収まった施設で有るが、レストラン・軽食コーナーも割とオシャレ。
数席程度だが、充電やノマドスペースも設けられている(筆者もここで温泉の執筆させて頂いた)

USBコードと電源タップも付属している

二階にはリクライングが30席設けられており、入浴後もゆっくり寛ぐことが可能である。

(昔はベッドかうたた寝処を置いていた記憶があるのだが・・リニューアルされた様である)

この近隣は温泉が少ない印象を受けるので、こういったゆっくり休める様な設備もある温泉は大変ありがたい。綺麗な施設なので、万人に満足出来るだろう。
貴重品ロッカー◯　マッサージルーム横にあり
アメニティ◯
喫煙所◯　更衣室横の中庭・入り口に設置
駐車場◯