【源泉掛け流し】二子浦温泉 | プレハブ&生け簀浴槽のマニア向け温泉 (福島県いわき市)

Çトップページ温泉レポート東北エリア福島県【源泉掛け流し】二子浦温泉 | プレハブ&生け簀浴槽のマニア向け温泉

今回は福島県いわき市の『二子浦(ふたごうら)温泉』に訪問しました。

二子浦温泉はいわき市の海沿い、旧勿来(なこそ)市にある温泉です。

JR勿来駅と北茨城市のJR大津港駅のちょうど中間の位置にあり、どちらの駅からも車だと5分程度の場所にあります。ただ徒歩だと30分程度かかってしまい微妙な位置にあります。海沿いで浜風が強いことも多く、景色は雄大ですが歩くにはちょっときついかもしれません。

駐車場は施設の目の前にあり10台程度停められますが狭く、夕方以降は地元の方々が多くなり駐車もすれ違いもしにくくなります。入口も看板はありますが、分かりにくい為通り過ぎてしまわないように注意です。

福島と茨城を繋ぐ国道6号沿いで交通量が多く、一度通り過ぎてしまうと戻ってくるのがちょっと大変です。目印としては後ほど写真をあげますが、温泉スタンドの向かい側が入口ということを覚えておきましょう。

施設の入口の時点で男女別になっており、中は番台がある昔ながらの銭湯タイプです。こちらで入浴料を支払い、券と引き換えます。

この券、15枚集めると1回入浴無料になるようです。回数券の値段は確認できませんでしたが、地元の方のほとんどは回数券を使用していました。何度も来るようであれば回数券の方がお得なんでしょうか?

番台のすぐ横が脱衣所になっています。ロッカーはない為、貴重品の管理に注意しましょう。

率直レビュー

施設名称 【源泉掛け流し】二子浦温泉 | プレハブ&生け簀浴槽のマニア向け温泉(福島県いわき市) * 2021/3/10 訪問
泉質 星 5

熱くないのに汗が止まらない超塩辛温泉

ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(高張性弱アルカリ性高温泉)
成分総計11.52g/kg pH8.3 泉温45.1度

こちらの温泉の特徴は何といっても6942mgある塩素イオンです。実際の浴槽温度は大体40度前後とぬるめの設定ですが、豊富な塩素イオンのおかげか数分入っただけで汗が吹き出し、10分近く外気浴しても汗がおさまる気配は全くありません。ぬる湯でこの汗の量はなかなか不思議な感覚です。

この他ナトリウムが2891mg、カルシウムが1454mgと単純な成分構成ではありますがそれぞれの含有量が多い温泉です。肌感としてはつっぱる感覚が強く、湯上り後もその状態が長く続きます。

湧出量も163Lと浴槽の大きさに対して多く、浴槽から出て30秒もすればすぐさまオーバーフローしてしまいます。豊富な塩化物の通りかなりしょっぱく、五感でそのパワフルさを味わえる温泉です。

雰囲気 星 3

ジモ専味漂うが皆さん優しいアットホーム感

ちょっとわかりにくくなかなか狭い駐車場+簡素なプレハブの施設。後述しますがかなり独特の浴槽にほとんどが地元の方、どれをとっても初めて行くのには勇気がいるような玄人向け共同浴場的施設です。

お風呂に入っている間は番台で他のお客さんの「山形ナンバーの車停まってたけど珍しいねぇ」「さっき若い子入ってきたけどその子かねぇ?」という話し声も聞こえ、やっぱり基本的には地元の方が多いようです。

しかし皆さん優しい方ばかりで、露天風呂をきょろきょろしていると「初めて来たの?ゆっくりしていってよ!」と声をかけて頂きました。入浴中も後から入ってきた方とお話させて頂き、思わず長風呂してしまいました(汗がヤバくて止まらない笑)。

充実度 星 2.5

漁業用コンテナが浴槽なのは全国津々浦々ここだけ?

〔浴室内設備〕

脱衣所から浴室に行くと一番初めに目にするのはこれです↓

何これ、、、?

基本的な生活ではまず目にしない、魚市場でしか見かけないようなお魚用のコンテナです。そこに温泉が掛け流されている、、、これが浴槽なんです。というのも二子浦温泉は水産加工会社が運営しているようで、多分ちょうど良い大きさで手っ取り早く浴槽にできるのがこのコンテナだったのでしょう。

しかし見た目のインパクトとは裏腹に結構入りやすいんです。魚が傷つかないようになっているのかスルスルとした肌触りのコンテナは、以外にも幅も奥行きも広く3人ほどは入れる大きさです。

この浴槽奥中央から温泉が掛け流されています。前述しましたが湯量も豊富でコンテナからはダバダバとお湯が贅沢に溢れています。

シャワーはなくこの蛇口かお風呂のお湯で身体を洗い流すスタイルです。シャンプー・ボディソープもありませんので各自持参しなければいけません。

露天風呂もありますが内湯とほとんど同じ間取りで天井がないだけで、浴槽も同様にコンテナがドンと置かれています。
内湯は窓が基本的に開けられており、雨が降っていなければどちらに入っても雰囲気は基本的に変わりません。

〔付帯設備〕温泉テイクアウト可能

これまで書いてきた通りかなり狭い施設で休憩する場所は全くありません。駐車場も狭く夕方を過ぎると仕事終わりの地元の方が続々と来る為、入浴後は早めに出るのが吉でしょう。

道路を挟んで向かい側には温泉スタンドがあります。源泉はこちらから湧いているようです。

利用料は1回100円とリーズナブルな価格です。今回利用しませんでしたが見た感じ1回での給水制限はなさそうで、持参したタンク等に好きなだけ詰められますが節度ある量で給水しましょう。

その他

喫煙所×
貴重品ロッカー×
アメニティ×
駐車場○

 

管理人オススメ度 3.5 星 3.5 魚用コンテナで入浴・・海沿いぬる湯塩辛温泉

アクセス

住所 〒979-0147 福島県いわき市勿来町九面坂下22
駐車場 あり
交通機関 JR勿来駅かJR大津港駅から徒歩約30分
自家用車推奨
Webサイト なし
電話番号 0246-65-2115
料金 250円
営業時間 14:00~20:00
定休日 不定休
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