蒲田温泉 (東京都大田区)

ナトリウム-炭酸水素塩-塩化物冷鉱泉
PH7.9　その他掲示不詳

41℃台の2-3人入れる浴槽・1-2人入れる45-6℃のあつ湯の二つの浴槽に湧出量146ℓ/分の黒湯が提供されている。

大変濃い黒湯で口コミでは『コーラみたい』と形容されるほど・・指を浸すと第一関節ぐらいで見えなくなるぐらいの濃さ。以前紹介したTHE SPA成城( https://on-1000.com/spa/the-spa-seijyo/ )が都内で一番濃いかもと言っていたが、こちらも同等・・若しくはそれ以上の実力だと思う。

黒湯特有の植物臭気もはっきり感じられ、ぬるりとした肌感＋浴後は保湿感も与えてくれる。

鮮度は高いと思われるが・・使用掲示がどこにあるのか見つけられなかった。
浴槽内の排水口から下のパイプを通じて浴槽下から注湯される機構になっており、恐らく加温循環(いわゆる半循環)されているのでは無いかと推察される。

この濁度と湯の匂いから通常の循環では無いだろうと思う・・

東京の激渋温泉として紹介される当銭湯であるが、確かにカーペット・内装でどこか懐かしみを覚える。

ただ銭湯としては、これより渋い・レトロな施設はまぁまぁあるんじゃないかな・・というレベル

平日夕方に訪れたというのもあるかもしれないが、客層はほぼ9割ぐらいお爺ちゃんという構成。まさに地元密着型の温泉施設であると言える

余談ではあるが、店舗の隣に大量の薪が積み上げられており、もしかすると薪で温泉を温めているのかもしれない・・こちらは中々古き文化である

[浴室設備] サウナ・水風呂あり・・あつ湯好きにもおススメ

▼内湯　※露天は無い

浴室は電気風呂・バイブラバス・ガリウム風呂が小さいながらも設置されている。

上述したが、黒湯浴槽もあり合わせて温泉浴槽キャパは5人程度。都内でも有数のあつ湯温泉(訪問当日45.8℃・・)を提供しており、あつ湯好きにもお勧めできる。

▼サウナ

サウナは6人ぐらいが入れそうな広さで、水風呂はタイルの1人分バスが一つ用意されている。

水風呂は冷水機を利用しています。と掲示され10℃を指していたがたぶん10℃ではないヌルさ・・サウナの温度計も50℃ぐらいだったがそれよりも熱いと思われる。計器が故障しているのかも

サウナ・水風呂温度に強い趣向をお持ちの方は訪問される際に注意が必要かもしれない

[付帯設備] 二階に食堂・演劇場がある

通常銭湯だと、食堂・休憩所が無いのがデフォであるが・・蒲田温泉の場合は二階に舞台演劇場が設置され、広々としている。そのためゆっくり時間を過ごす事も可能

今回訪れた際は、休みだったため見学できなかったが、また近日中に訪れて確認したい。

なお、この蒲田温泉・・グッズ販売に熱心で、ここでしか買えないTシャツ・タオル・シールなど様々な商品が陳列されている。

テンションが高くなった管理人はTシャツ(1200円)を購入。もし街中でこのTシャツを着ているｵｯｻﾝがいたら、たぶん私です・・優しく見守ってあげてください（´・ω・｀）

ご夫婦・カップルの方・・ペアルックに如何でしょうか?

こうして訪れてみたが、東京都内の黒湯銭湯としてトップクラスの濃さであることは間違いないと思う。近隣住民の方がうらやましいと思いました。

廃れつつある銭湯文化ですが最近再評価されつつあるこのご時世・・ぜひ訪問を検討されてみては?

よかったところ

黒湯が凄く濃く鮮度も高め
銭湯価格でサウナ料金込み
二階に食堂・演劇場がある
観光客を意識してか大き目のロッカーがある
何かグッズいっぱい販売している

気になるところ
サウナ・水風呂の温度表示がおかしい
温泉・非温泉浴槽あわせて10人少々のキャパシティ