【オープン当日レポ】熱めの黒湯源泉掛け流し温泉 | 多摩境天然温泉 森乃彩 (東京都町田市)

ナトリウム-炭酸水素塩-塩化物泉(低張性・弱アルカリ性・低温泉)
成分総計1.016ｇ/kg PH8.24 31.6℃

内湯・露天共に広々しており温泉は露天のみで提供されている。特に中央の一段高い場所にある5.6人程度が入れそうな岩風呂に加温のみの熱めの黒湯源泉が提供されており、ここが一番鮮度が高い。そこから湯船を伝って10人少々ぐらい入れそうな下の岩風呂に「温め浴槽」として提供され岩の浴槽縁からしっかり掛け流されている。

湯は手を底に浸けると半分ぐらいの深度で見えなくなるぐらいの濁度で個性はしっかり。意外にも無味無臭の温泉で熱めに設定されているのが特徴といった感じ。

源泉が直接提供されている「あつ湯」浴槽は46℃と熱めに設定されており、あつ湯が好きな人はオススメかもしれない。※ぬる湯の方はこちらより温度が低いがそれでも40℃ぐらいはありそう。

浴室内は旧「いこいの湯」の設備をリニューアルした形になっているものの、新しめで新店と遜色ない様な造りとなっている。

内装は和風のスーパー銭湯と言った感じだが、渡り廊下は間接照明が効いていたりしていて風情も感じる事が出来る。浴室は石床基調の綺麗な造りとなっている。

多摩だけあって露天も自然味があり、露天面前は山際となっており木々を眺める事も可能。遠くから鈴虫の鳴き声が聞こえてくるのもとても良い感じである。温泉の匂いはしないが木々の芳香はしっかり感じることができ、雰囲気は良好といえる。

［浴室設備］

浴室設備も充実しており、炭酸泉・ジャグジー・サウナ・水風呂・変わり湯・寝湯なども多彩な浴槽がしっかり完備されている。

「いこいの湯」時代に名物だった「ヨモギサウナ」も設置されていたがヨモギの匂いは特にせず、塩サウナとして提供されていた。ここは正直残念なところであった。

前述でも述べたが露天に源泉風呂が提供されており、都内だが自然を感じながらゆったり過ごす事も可能である。

［付帯設備］

一階は浴室・食堂の構成となっており、広くは無いがキッズコーナーも設けられている。
なお食堂の手前にソファー主体の休み処『ゆったりラウンジ』や『自然浴テラス』という席も設けられており、外で自然に囲まれながら食事をとることもできる。

また浴室入口の脇にある渡り廊下も広く、涼むには持って来いの造りといったところだろうか。待ち合いにもよさげである。

二階にはうたた寝処『ぽかぽかの間』・リクライニング席『らくらくの間』や軽食コーナーが設けられている。リクライニング席は女性専用含め30数床程提供されており漫画コーナーもある。漫画蔵書数は3.4000冊程度でそこまで多くないが、時間制限も無いため一日中ゆっくりする事も可能かな、というキャパシティではある。

●貴重品ロッカー◯
●アメニティ◯
●喫煙所×
●駐車場◯

■メリット
加温のみの黒湯源泉掛け流し
露天が自然を感じられる
リクライニング・うたた寝処あり

■デメリット
ヨモギサウナがリニューアル前と比べると退化している
やや漫画コーナーが弱い