
札幌市内から車で約2時間。日本海に面した「積丹半島」の南側にあるのが神恵内村(かもえないむら)です。
神恵内とは、アイヌ語の「カムイ・ナイ」(美しい神の沢)からきたもので「地形がけわしく人が近づきがたい神秘な沢」を意味している通り、海沿いの道路を作った当時の苦労がしのばれる断崖を通り向かいます。

今回は、神恵内村の中心部や道の駅を抜けた珊内漁港(さんない ぎょこう)近くにある「日本郷土玩具館童心館」とその隣にある「珊内ぬくもり温泉」へ向かいました。

元々珊内小中学校だった場所に、江戸時代からの玩具を集め展示しています。連凧や張り子、お面や、仕掛けおもちゃなどの昔ながらのおもちゃが展示してあります。お土産でけん玉や万華鏡、コマを購入しました。

そのちょうどお隣にあるのが、「珊内ぬくもり温泉」(さんない)。午後1時からのオープンとともに、村内を循環するバスに乗った地元の方々が大勢いらっしゃいました。
泉質や雰囲気はもちろん、海沿いに面した小高い場所にあるので、景観も気になります。
早速レビューしましょう。
率直レビュー
施設名称 | 珊内(さんない)ぬくもり温泉(北海道古宇郡神恵内村) * 2023年9月20日 訪問 |
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泉質 |
加水・加温をしているものの鉄分を強く感じる泉質 泉質:ナトリウム・鉄(Ⅱ) 塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩冷鉱泉 (中性等張性冷鉱泉) 源泉温度:34.4度 PH値:6.5 無色透明・金気臭・若干塩味 加水・加温・循環ろ過・塩素殺菌あり
シャワーやカランは自動停止するタイプ、温泉水ではない感じがしました。 浴室内は、大きめの浴槽と洗い場が8つのみ。露天風呂やサウナ・水風呂・ジャグジーはありません。 以前はもう少し黄色褐色だったのだとか。温泉成分が少なくなってきているのかもしれません。この日は無色透明でした。ただ、塩素臭のほかに金気臭を感じたのと、塩味を感じました。 また、肌や髪がキシキシとした感じにもなりました。PH値を見ると中性かな?と思いますが、その日に沸く温泉によって変わるでしょうから、この日は酸性に近かったのかもしれません。 窓からは、少し遠いですが日本海がよく見えました。絶景とはでまいきませんが、窓に近寄って外を見ると青い海が美しかったです。 |
雰囲気 |
ゆったり休憩とまではいかないものの、立ち寄り温泉と割り切って。 脱衣室は鍵付きのロッカーはなく、プラスチックのかごのみ。 ベビーベッドがあったので、赤ちゃんの入浴もOKなのでしょうね。 お客さんは地元のシニア世代の方々で、皆さん常連さんなのか楽しそうに会話を交わしていました。
広い休憩室やごろ寝スポット、レストランなどはないので、ドライブの疲れを温泉と食事・ごろ寝で癒す‥‥‥。という利用は望めませんが、それでも立ち寄り温泉として気軽に利用できそう。 7人から8人程度が座るといっぱいになりそうな小さな座敷と、テレビ、自動販売機がありました。
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充実度 |
日帰り温泉に入ることを目的に! 大人の入浴料は500円。 神恵内村の周辺珊内には温浴施設がなく、隣にある泊村から、さらに先の岩内町まで行かなければ温泉はありません。 神恵内村の人々の大切な温泉なのでしょう。 こちらは受付です。 また、入り口に鍵付きの小さなロッカーがあります。携帯と長財布をぎりぎり入れられる小さなロッカーなので、バッグ・かばんは入りません。 貴重品は車の中などに置いておいた方が良いかもしれませんね。 ちなみに鍵付きロッカーは無料です。
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その他 |
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管理人オススメ度 |
3
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アクセス
住所 | 北海道古宇郡神恵内村珊内村57-29 |
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駐車場 | あり |
Webサイト | https://www.vill.kamoenai.hokkaido.jp/hotnews/detail/00000151.html |
電話番号 | 0135-77-6131 |
料金 | 大人 500円(高校生以上)、中人 400円(中学生)、小人 200円(4歳以上小学生まで) |
営業時間 | 午後1時~午後8時 |
定休日 | 毎週月曜日 |
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