天然温泉 たかもりの湯 (宮城県栗原市)

ナトリウム-塩化物泉（低張性弱アルカリ性高温泉）
成分総計4600mg/kg　pH8.1　泉温46.5度

温泉は無色透明で常時塩素消毒されています。冬季の気温が低い時期は加温もなされます。口に含むとそれなりにしょっぱいですが、成分量ほどガツンと来るものではなくほどよい優しいしょっぱさです。

メタケイ酸を149.5mgと多量に含むせいか、入浴中はヌルヌルがまとわりつく感覚で肌触りが良く、湯上りはかなりしっとり感がありつつモチモチの肌感を誰でも実感できるほどの保湿力があります。

また、泉質通り温まりやすく、じんわりと汗をかき続けて湯冷めしにくいという点にも注目です。

最近できた施設とあってとてもキレイです。キレイなだけでなく、休憩所は大きい空間ではないものの各スペースごとにコンセプトが決められているようであり、その時の気分によって休憩する場所を選べるのも特徴です。

個人的には男子露天風呂とテラス席からの眺めが好きですね。

目の前は田んぼなのですが、たかもりの湯を建築するにあたって備え付けられたのか、田んぼの中にも照明が設置されており、夜になると幻想的にライトアップされます。

この景色を男子露天風呂から見る際に注意するところですが、露天風呂上部から身を乗り出してしまうとテラス席から丸見えになってしまうところでしょうか。男子露天風呂とテラス席は隣同士の位置関係ですので、お互いに配慮して利用することが必要です。

〔浴室内設備〕

シャワーは5基、脱衣所も小さいのですが、そのキャパシティー以上に大きな浴槽が備えられており、想像以上にゆったりと入浴することができます。
逆に言ってしまえば、混雑時になかなか身体を洗えないということになってしまいます。しかし、筆者が入浴した時間帯は一番混むであろう18時前後でしたが、難なくシャワーを使えたのでそれほど気にすることはないかもしれません。

▼内湯
内湯は12人ほどゆったりと入れるもので、浴室の2辺をL字型に覆っています。浴室に入ってすぐ横には温度計があり、今回入浴時には41.4度と表示されていました。

▼露天
内湯の端には短い桟橋のようなものが架けられており、それを渡って露天風呂に行きます。露天スペースに入ってすぐには外気浴ができるように椅子が2脚置かれています。ここからですと外の田んぼも眺めることができます。そこから急な階段を3段降りると露天風呂です。こちらは3～4人は入れる大きさのものです。

筆者が入浴した時にはそれなりにお客さんがいましたが、あまり露天風呂を利用する人がおらず、内湯と同様にゆったりと風を浴びながら入浴することができました。

〔付帯設備〕

休憩スペースには大きくないながらも様々なタイプの席が用意されています。
円卓や暖炉は冒頭に掲げた写真を見て頂ければ分かります。

その他琉球畳や外を眺められるカウンター席。

バーカウンター席。

外のテラス席と用意されています。

その時の気分や同行者の好みに合わせて休憩できるのは嬉しいですね。因みに喫煙所の代わりにテラス席の各テーブルに灰皿が置かれています。

たかもりの湯では食事の提供もしており、営業時間は10:00～20:30となっています。入浴しなくても食事だけの利用も可能です。券売機はバーカウンターの横に設置されています。

喫煙所○
貴重品ロッカー○
アメニティ○
駐車場○