こはく湯の宿 中鉢温泉 | ぬるりとした肌に優しい自噴温泉 (宮城県大崎市)

泉質:ナトリウム-炭酸水素塩泉（低張性中性高温泉）

浴槽は内風呂と露天風呂が一つずつあります。内風呂は6人はゆったり入れるであろう大きさです。

露天風呂は岩風呂で、こちらは5人入れるかどうかといった大きさです。

露天風呂は庭園風になっており、景色を楽しみながらのんびり温泉に浸かれます。このように雰囲気はもちろんですが、なんといっても泉質が素晴らしいです。上の写真を見るとウーロン茶のような半ば透き通った茶色をしていますが、近づいてみるとこのようにかなりの量の湯の花が舞っています。

この温泉は自家源泉から自噴しており、特に露天風呂浴槽の端ではゴポゴポとお湯が湧き出している事が確認できます。加温・加水・循環なしの100％源泉かけ流しのこの温泉は、色からも分かる通り檜のような柔らかい木材臭のするモール泉です。

浴感はかなり柔らかい肌触りで、すこしぬるぬるした印象です。しかし湯上りは肌がスベスベになりサッパリとしています。誰でも五感で温泉を感じられるほど個性がありますがくどくなく、老若男女入りやすい温泉です。

建物自体はかなり綺麗ですが、とても簡素なつくりになっています。周囲には何もありませんが、その分温泉に集中できると言っても良いでしょう。露天風呂も大きくはないながらも庭園がよく整備されており、リラックスして温泉を楽しめます。

綺麗な湯治場風な雰囲気といったところでしょうか。

〔浴室内設備〕

シャワーは5基あります。多くはありませんが、規模としては適当でしょう。シャンプー・ボディソープも完備しています。

前述しましたが、露天風呂では温泉が自噴しているところを直に見ることができ、湯の花も大量に舞っています。モール泉かつこのような特徴の施設はなかなかないでしょうから、これらを見るだけでも十分楽しめます。

〔付帯設備〕

1500円で入浴料とセットで個室休憩ができます。利用時間は11:00～14:00の3時間となっています。

無料の休憩所は館内に30畳ほどの大きさのものがあります。軽食も11：30～13：30の間に提供されており、この休憩所で食事ができます。この館内の休憩所も、東北の日帰り温泉の中では結構大きい方だと思います。

しかし、この他にも更に巨大な休憩所があります。それが駐車場から入口へ向かう通り道に使った建物です。

こちらには80畳はあろうかという大きさの広間に、テーブルだけでなく椅子の席もあり、自由に無料で休憩できます。実際には写真の倍近くの大きさがあります。

個室利用せずともこれほどの広さがあれば、よほど込まない限りは他のお客さんに気を使うことなく休憩できますね。

冒頭にも記述した通り、川渡温泉と東鳴子温泉の中間に位置する為、湯めぐりするにはちょうど良い場所です。鳴子御殿湯駅で降り東鳴子温泉へ。その後中鉢温泉を経由し川渡温泉へ。という徒歩でゆったりプランも組めるでしょう。

貴重品ロッカー○
アメニティ○
喫煙所×
駐車場○