※熊本地震直前の訪問の為、現在と内容が違っている可能性があります。
垂玉温泉を更に登るも、そんなに遠くない道にある温泉。意外と駐車場も広く崖下の見晴らしも良い。山の中腹にある秘湯宿だが阿蘇でも有名な温泉施設で且つ格安の湯治施設もある為、平日なのに大学生カップルと思しき人や、中年のライダー、老夫婦など割と年齢層が広めの様だ。猪の親子の剥製のある本館入り口の受付にて担当の人にお金を渡し説明を受ける。どうやら三つの温泉を周れるらしく、とりあえず「すずめの湯」は混浴とのこと。実は私、混浴は初体験なのでどきどきする。早速本館に一番近い「すずめの湯」から階段を下りて湯船に向かう。
率直レビュー
施設名称 | 地獄温泉 清風荘(熊本県阿蘇郡) * 2016/04月頃 訪問 |
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泉質 |
灰色がかったちょうど良い温度の足元湧出源泉掛け流し温泉・泥パックも出来る 白く灰色っぽく混濁した温泉で、浴感はトロリとしつつ酸性泉で肌がぴりぴりする。
「すずめの湯」では湯船の底の泥を顔や体に塗っている人もおり泥パックも楽しめる。
泡つきも充分で鼻につく匂いと硫黄臭の混ざった匂いがし付近の垂玉温泉の時より甘い匂いで心地よく感じる。
しかもここは自噴源泉掛け流しであり、湯船の底に敷かれた木板からブクブクと暖かい湯が湧き出てくる。
露天側はいくつか小さく区切られた浴槽があるが各浴槽によって温度が違うのも素晴らしい。
泉温もちょうど良く鮮度も抜群。奇跡の湯と標榜するのも当然の事である。
三箇所ある源泉どこも素晴らしいが足元源泉の「すずめの湯」は絶対に外してはならない。
源泉掛け流しマニアなら絶対に遠くに住んでいても一度は巡礼すべき温泉である。
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雰囲気 |
①(すずめの湯)
石段を降りた場所に有り内湯と外の浴槽がある。
一応女性も敷居と屋根で区切られている内湯に入ることは出来るが必ず男性の浴場を突っ切っていかなければ行けないために
使用し辛い。夜に一時間ほど女性専用として開放されている時間に利用するのも手かも。
内湯は雰囲気も抜群で秘湯の山小屋に佇む温泉みたいな感じで素晴らしい。
露天は足元源泉のクオリティと天然さの雰囲気がずば抜けている。
②(元湯)
三箇所の立ち寄り湯利用者可能エリア内でアメニティを唯一置いてある。
畳張りの更衣室で古い学校の校舎の様な廊下がある。パイプからは豪快にお湯が流れ出ており
豪快に掛け流されている。湯の温度はやや熱め。
③(露天風呂)
元湯の裏手にある温泉で岩風呂が特徴。隣の女風呂は「敵討ちの湯」という変わった名前をしている。
底に泥が堆積しており入ると成分が拡散され灰色に濁る・・。
江戸時代からの歴史の深い、温泉で施設も全体的に経年した雰囲気と足元源泉のクオリティがこの温泉の雰囲気を増幅させてくれる。
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充実度 |
上述の3つの浴槽が利用できて、食堂もある。自然のテーマパークの様で面白い。
休憩所もあり、自販機や椅子も設置してある。ゆっくり数時間くらい滞在出来そうなのも嬉しい。
価格もリーズナブルで、自炊棟を3連泊以上して利用する場合だと時期によっては3000円以内で利用できると言う破格の温泉宿である。
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その他 |
余談ではあるが、数日ぐらい熊本観光を楽しんだ後 ニュースで土砂崩れが発生し孤立、当旅館の宿泊客が自衛隊ヘリで救助されている映像を東京から見ていた・・ その後営業しているか心配だったが、何とか一部設備が復旧し現在は営業を再開している様である・・ |
管理人オススメ度 | 5 熊本県阿蘇にある温泉マニア巡礼推奨の足元湧出秘境温泉旅館 |
レビュー基準についてはこちらに記載 しております
アクセス
住所 | 〒869-1414 熊本県阿蘇郡南阿蘇村大字河陽2327 |
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駐車場 | 有り |
Webサイト | http://jigoku-onsen.co.jp/ |
電話番号 | 0967-67-0005 |
料金 | 1,200円(税込) 貸バスタオル付 |
営業時間 | 午前10時~午後5時(午後4時最終受付) |
定休日 | 定休日 毎週火曜日 (祝祭日は営業します) |
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