天然温泉 八百坊 (山形県山形市)

ナトリウム-硫酸塩温泉　高張性弱アルカリ性高温泉　オーバーフロー有り

源泉100％の掛け流し源泉が10数人程度入れるような浴槽に、高所から豪快に投入されている。更に源泉浴槽、水風呂がそのままタイルにオーバーフローしており洪水の様になっている。 この豪快かつ贅沢な提供方法も特筆の一つではなかろうか。

無色透明無味の温泉だが、硫黄臭がはっきりしヌルっとした浴感も感じられ個性はしっかり感じられる。

なお、水風呂の方も小さい二人程度しか入れない浴槽であるが提供されており、これも別系統の温泉として登録があるようだ。
京都・仁左衛門の湯と同じ様に27℃位で冷た過ぎず、温冷交互に温泉を楽しむ事が出来る仕様となっている。

特徴的な外観の六角形状の施設である。
分かりやすく言うと背の低いさざえ堂みたいな感じか。

和風な調度品が置いてあるが内装は和風な銭湯施設といった感じ。

それとは対照的に浴室内は年季の入った施設となっており天井は高く、梁がむき出しになっているのだが使用されている木々がかなり経年している様に見え、古い建物で有ることを感じさせてくれる。そしてこの経年が良い雰囲気を醸し出している。

人の身長ぐらいある大石が複数浴槽内に置かれており、女湯との敷居として用いられているのも面白い。 内湯のみの構成となっているので景色はそれほど望めないが、国道との間に竹垣と木々が配されており 街中の景色を遠ざけ別の空間にいるような気持ちにさせてくれる。

浴槽は温泉の成分が黄茶の様な色に一部変色しており最近のスーパー銭湯に慣れている人だと綺麗じゃない、と思うのかも知れない。

逆に古さを含めそれに趣を感じられる人ならおすすめ出来る温泉である。

シンプルな施設でテレビと椅子のある待機所と内湯のみの構成となっている。

二階もあるようなのだが、受付の方に聞いた話によると元々二階も岩盤浴等の営業を行っていたが 今は一般利用はしていないとのこと。
こういうユニークな建物だから、どの様な感じになっているのか逆に気になる・・ 追加料金を支払ってもいいから休憩所として開放して頂きたいものだなあ・・。

貴重品ロッカー　○　基本ザルのかご
アメニティ　○
喫煙所　△　入口にある
駐車場　○
クレジット　×