札幌市内から車で約2時間20分。日本海に面した街・増毛町。海へ沈む夕日は「日本の夕陽百選」にも選ばれている美しい街です。歴史的建造物も数多く並ぶ昔ながらの街並は、まるでタイムスリップしたかのよう。
日本最北の酒蔵「国稀酒造」、平成23年まで使われていた木造建築物「旧増毛小学校」など、北海道遺産としても登録されています。
増毛町と言えば甘海老の産地。その甘海老をたっぷり使った「田中商店」の甘海老ラーメンをお昼にいただきました。ちょうど日本最北の酒蔵「国稀酒造」の向かい側にあります。甘えびラーメンはもちろん、国稀酒造の酒粕を使った酒粕ラーメンが人気のお店です。
テーブルに運ばれてきた瞬間に海老の香りがいっぱい!海老のお出汁がきいたスープは濃厚で、箸が止まらず一気にいただきました。
その増毛町の中心部から車で海沿いを走ること約20分。海を眺めながら入れる日帰り温泉があると聞き、行ってみることにしました。温泉の名前は「岩尾温泉」。2003年にオープンした温泉です。少し小高い場所にある温泉は海に面しているため絶景なのだとか。温泉からの眺めと、肝心な泉質についてレビューします!
率直レビュー
施設名称 | 岩尾温泉「あったま~る」 | 海と夕日の絶景を堪能できる日帰り温泉(北海道増毛郡増毛町) * 2021/4/7 訪問 |
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泉質 |
無色無臭のお湯は北海道では珍しい「単純酸性泉」
泉質:冷鉱泉、単純酸性泉 加温・循環していることもきちんと掲示してありました。 お湯の色は淡い茶褐色。匂いは特に感じません。触感もさらりとしていて温泉なのかわからないくらいです。循環式なので飲用はできないとのことでした。 皮膚病やリュウマチなどに効くのだとか。この日は平日のお昼時だったためか、お客さんはだれもいませんでした。普段は地元のシニア世代の型を中心ににぎわうそうです。お湯の温度は高めに設定してあるので、心地よく温まりました。 ■管理人からひとこと 海岸沿いの温泉でPH3.4の酸性温泉って珍しい感じがします。使用表記を見ると自噴とあり、少し驚きました。 |
雰囲気 |
海を眺めながらゆったり過ごせる最高の景観 露天風呂からの眺めは最高です。まるで海の中でお風呂に入っているかのような雰囲気を味わえます。壁にはお湯に浸かりながらでも海が見られるよう、窓が付いていました。男性用の露天風呂もこのようになっているのだとか。外からの視線を気にすることなく景色が堪能できます。 温度も高めなので、風が強い海沿いの露天風呂にはちょうど良き温度でした。 お湯も茶褐色ですが内湯よりも薄い感じでした。ヌル付きや匂いはありません。正直温泉を感じる要素が見つけにくいのですが、雰囲気重視で楽しませていただきました。 この海を望む景色は、館内のロビーでも見ることができますよ。 ロビーからテラスへと出ることもできるので、景色を堪能したい方はぜひテラスへ出てみましょう。 |
充実度 |
日帰り入浴を楽しむには十分の設備 館内は広く清潔感があり良く手入れされていました。 マッサージ器が一台と休憩場所があります。 こちらのうたた寝処は、かつて人気の食堂があったようです。 ウニ汁や定食、ラーメンが人気で賑わっていましたが、コロナ禍ですっかり客足が遠のき食堂は閉鎖されてしまったようです。ウニ汁がおいしいと評判だったので楽しみにしていましたが、とても残念。またいつか復活してくれることを祈りましょう。 その他、自動販売機だけで売店などはありません。 お天気の良い日は全館から美しい夕陽を見られます。その日の日の入り時間のお知らせがありました。 この夕陽をめがけて入浴できれば良かったのですが、残念。ですがお天気が良かったこの日は青い春の海と雪の残る周囲の山々のコントラストが美しく、見られてよかったです。 北海道のどこまでも広がる海沿いの景色を堪能できる日帰り温泉。泉質よりも眺め重視で!夕陽は必見です!! |
その他 | |
管理人オススメ度 | 3.5 増毛町にある小高い丘から海岸を一望できる観光温泉 |
アクセス
住所 | 北海道増毛郡増毛町岩老109−1 |
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駐車場 | 42台収容可能 |
交通機関 | 増毛町市街から:18キロメートル、車で約20分。 札幌から:国道231号線を北上し約2時間 |
Webサイト | https://www.town.mashike.hokkaido.jp/tourism/place/iwaospa/index.html |
電話番号 | 0164-55-2024 |
料金 | 大人500円、子供250円 |
営業時間 | 11:00~21:00(12月から3月までは冬期間休業) |
定休日 | 毎月第3木曜日 |
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