江神温泉共同浴場 | 越後湯沢駅徒歩数分にある温泉銭湯 (新潟県湯沢町)

単純温泉（低張性弱アルカリ性高温泉）
成分総計710.9ｍg/kg　pH8.0　泉温52.5度

越後湯沢の温泉は全国でも少ない温泉集中管理方式がとられており、昔は15本あった源泉を4つの配湯所に集約しています。簡単に言えば混合泉が基本となるということですね。

こちらの施設では加水・循環・消毒が行われており、気温の低い時期にのみ加温もしているようです。町営の5つの共同浴場の内4か所も同様に、単純温泉且つ加水・加温・循環・消毒が行われていることを考えると、越後湯沢の温泉としては標準的な設備です。

お湯の温度は43度ほどと、入浴して最初の方は熱いと感じる事もあるでしょうが徐々に慣れてくるような温度です。消毒臭は注意すればほんの少し感じるかなといった程度です。入浴中から湯上り直後にかけて肌にスベスベ感を感じますが、少し時間が経つとスベスベの中にツルツル感も加わります。

また、湯温が少し熱めなことも関係してくるのでしょうが、町営の共同浴場と比べて明らかに温まり方とその持続時間が違います。肌感も温まりの良さも加水・循環がされている単純温泉とは思えません。単純温泉だから、循環されているからと敬遠せずに近くに寄ったら一度入浴することをオススメします。

外観・内装ともに昭和レトロ感溢れる佇まいです。外の看板のフォント、簡潔な設備や雰囲気等どれをとっても懐かしさを感じるものです。夕方を過ぎると地元の方々が入れ代わり立ち代わり続々と来館します。しかしシャワーの数が十分あり、浴槽もそれなりの広さがある為窮屈に感じることは少ないと思います。

料金に関しても越後湯沢の日帰り入浴可能な施設の中でも最安値(400円)であり、価格の点でも銭湯と同じ感覚で利用できます。

〔浴室内設備〕

浴槽は内湯一つのみで、雫の様な形をしています。

この形のおかげか見た目以上にキャパシティーがあり、10人ほどは入れる大きさです。
向かって左奥からお湯が供給されていますが、浴槽のどこもほとんど変わらない温度です。湯口のお湯はかなり熱いわけではありませんが、慣れない人が触ると熱く感じてしまうので注意です。

洗い場は奥に10基あり、来館者が多くなる夕方以降に4回ほど訪れましたが混んでいて使用できないということはありませんでした。銭湯感覚で利用できますが、シャンプー・ボディソープが完備されているのでタオルさえ持っていけば安心です。

〔付帯設備〕

休憩できる場所はロビーのこの椅子6脚だけです。休憩というよりも同行者の湯上りを待つ為のものと考えた方が良さそうです。

普通の自販機もあるのですが、こちらの売りはどうやらご当地サイダーのようです。

常時20種類のご当地サイダーを揃え、湯上りに選ぶ楽しみを与えてくれます。

受付にてアイスも販売していますが、食事は館内では提供していません。しかし越後湯沢駅すぐ近くということもあり、駅構内にも温泉街にも多くの飲食店が軒を連ねているので、食事に困るということは少ないでしょう。

喫煙所×
貴重品ロッカー○100円有料
アメニティ○
駐車場○