【月岡温泉】 湯宿あかまつ (新潟県新発田市)

含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉（弱アルカリ性低張性高温泉）
月岡5号井　成分総計3510mg/kg　pH8.0　泉温50.4度
月岡6号井　成分総計3461mg/kg　pH7.6　泉温49.5度

湯宿あかまつでは2種類の源泉を混ぜ合わせて掛け流しで使用しているようです。

浴室に入ると温泉街でも感じた硫黄の中に少しアブラ臭も混ざっている臭いが充満しています。写真では分かりにくいですが薄い緑色のお湯の表面にはテラテラと油膜のようなものが張っており、月岡温泉が石油採掘の際に掘りあてられた温泉だと言うのが目でも確認できます。

湯温はだいたい41度前後に調整されておりとても入りやすい温度です。とろみのある温泉で、弱アルカリ性であることやメタケイ酸を含んでいることもあるでしょうが、それよりも油分によってのものだろうと思います。アルカリ性の温泉によくある肌にまとわりつくような感じはあまりありません。

温度的には入りやすいのですが油分にコーティングされたような感じで、3分も経たないうちに汗が引かなくなってきます。入浴中は滑らかな肌触りながら、湯上りはビックリするほどスベスベになります。流石美人の湯として売り出している月岡温泉です。

2021年4月にオープンしたばかりで、館内の様子を見る限り浴槽以外のところをリフォームしているようでどこも真新しいです。

館内はかなりシンプルで、本当に必要最低限のものしか用意されていません。スタイリッシュとはまた違いますが、余計なものがないので迷ったりすることもありません。悪く言ってしまえば殺風景といったところでしょうか。スッキリし過ぎていて逆に落ち着かないという人もいるかもしれません。

〔浴室内設備〕

浴室は内湯のみで、5人ほど入れる浴槽があります。

シャワーは3基、シャンプー・ボディソープも勿論ありますので、素泊まり宿とはいえ日帰り観光でも手ぶらで問題なく入浴できます。

〔付帯設備〕

入口を入り左側には休憩所が設置されています。

ゆったりと座れる大きめの椅子が設置され、数は多くないですが漫画や小説が置いてあります。
また、こちらは宿泊者向けのものとは思いますが、本棚の下の方にはボードゲームもありますので複数人で宿泊した場合はこれらも楽しめるでしょう。

冒頭にも書きましたが施設のすぐ横には足湯があります。更にはこちらも2021年にオープンしたばかりの月岡ブルワリーが居を構えています。

正直湯宿あかまつ館内を日帰り入浴でゆったりするような場所はありませんが、周辺環境は充実しています。

温泉街も観光できるところが多く、散策に疲れたら一度温泉で汗を流し湯上りビールを飲む、という楽しみ方もできますね。筆者も車で来ていなければビールや日本酒を飲んでいたことでしょう、、、

喫煙所×
貴重品ロッカー○
アメニティ○
駐車場△（温泉街に数か所無料の駐車場あり）