不動温泉 | 京都北白川に湧く神秘の鉱泉
今回訪れたのは京都市左京区北白川にある「京都北白川 不動温泉」である
京都府・滋賀県道30号線(志賀越道)の峠道にある温泉で、ところどころに竹林のある光景は京都の歴史深さを静かに感じさせる。
上記の道は片道一車線の道路だが道幅が狭い割に交通量も多く大型車だとやや難儀しそう。
なお「比叡山」も近く、有料ドライブインの接続もある。特に滋賀県側は景色が良好であるので、寺社仏閣に興味があったり景色がみたい人は訪れてみてもよいだろう。
駐車場が峠のタイヤ交換所みたいな感じでカーブに設置されており、やや狭く10台程度しか止められない。
しかし「京都駅」「三条京阪」発で「地蔵谷」バス停に目前なので公共交通機関で訪れるのもありかもしれない。
階段をのぼり、昭和の古き家屋のような館内にお邪魔すると、京都弁のご婦人に丁寧に休憩室の方に案内され、お風呂の入り方・トイレ貴重品ロッカーの場所・温泉の効能について一つ一つご案内頂き、その後に料金を払う珍しいスタイルとなっている。「浴後はこれ飲んでゆっくりしていってください」と更に瓶に入った源泉も提供される。場所も固定席のようで、ゆっくり何度も温泉に浸かり仮眠も可能である。
率直レビュー
施設名称 | 不動温泉 | 京都北白川に湧く神秘の鉱泉(京都市左京区) * 09/07 訪問 |
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泉質 |
内湯に充満した蒸気を吸い込むタイプのラジウム泉 単純弱放射性冷鉱泉(低張性中性冷鉱泉)
浴室内は内湯一本のラジウム温泉で数人しか入れない小さい浴槽。京都・滋賀はラジウム温泉が多いが、特にここは飲泉出来るラドン含有量が全国2位らしいとの事で効果ありそう。 湯は無色透明で見た目は強い個性を感じないが1.3L/分の貴重な自噴表記のある冷鉱泉を加温して提供されている。使用掲示を見ると循環・加温・消毒表記があるが、消毒臭はせず浴感も良好である。受付で説明されたが「内湯に充満したラジウム温泉の成分を吸い込むのが良い」との事で閉め切った浴室から立ち上る湯気を静かに体に取り込みながら湯に浸かる。 確かに体の温まりが早く炭酸泉で無いのに発汗が早い。湯船に浸かって無くとも汗が流れてくる。そんな素晴らしい湯を夕方に訪れたのにも関わらず一時間ぐらい誰も入ってこず貸切状態で湯を楽しめた。
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雰囲気 |
古き良き日本の住宅的雰囲気
外観の経年感から昭和中期の建家感が凄く骨董的な要素も多分に含む空間である。どこか湯治宿のような雰囲気も感じさせる。中も風呂場のタイルやカラン・廊下の造りや間取りなどが特にレトロ感漂う。鄙びた和風さが好きな方は★5レベルの施設であると思う。 恐らく年齢層が高い方に人気がありそう。管理人も祖父母の家こんな感じだったな・・と懐古しながらしみじみ。逆に観光調な豪勢さや現代的な綺麗好きな方にはオススメしないが、このまま行けば文化財とかにも指定されそうな雰囲気であった。 なお休憩室から景色も良好で、峠道を走る車を静かに眼下から眺める事が出来る。 |
充実度 |
内風呂と休憩室のみだがゆっくり滞在可能
館内は休憩処と内湯浴槽のみの構成となっている。しかし19時までの営業時間内であれば再入浴可能で食堂のメニューも充実している。毛布や枕なども置かれており、仮眠もとっても問題無さそうである・・ 場所取りやお邪魔している感のプレッシャーを感じずゆっくり休む事が出来た。できれば日の入り近くに訪れるといいかもしれない。 なお昼食メニューも豊富なので、長居する分こちらで何か注文しても良いと思う。 |
その他 |
1300円するけど・・また行きたい なお入浴料は1300円と東北・九州慣れしていると攻撃的な価格帯であると感じるかもしれない。しかし高いと思わないレベルの雰囲気・湯質である事は間違いない。京都市街地からも車で20分程度と観光のついでに訪れるのも充分可能である。 女将さんの対応もとても丁寧で次回は食事も楽しみながらゆっくりとここで温泉レポートを執筆したいな・・と思った管理人でした。
貴重品ロッカー◯ 別室に有り ■メリット ■デメリット |
管理人オススメ度 | 4 京都市北白川・比叡山の麓にある情緒深い昭和レトロなラジウム温泉 |
アクセス
住所 | 〒606-8294 京都府京都市左京区左京区北白川地蔵谷町1−244 |
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駐車場 | あり、狭いので注意 |
交通機関 | 三条京阪・京都駅発 比叡平団地か比叡山行き『地蔵谷』バス停下車目の前 |
Webサイト | https://www.fudouonsen.com/ |
電話番号 | 0757815480 |
料金 | 大人1300円 |
営業時間 | 10:00-19:00 |
定休日 | 毎週木曜日 |
h 読者レビュー
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