【老神温泉】ぎょうざの満洲 東明館 (群馬県沼田市)

単純硫黄泉（低張性弱アルカリ性高温泉）
成分総計0.56g/kg　pH8.4　泉温55.6度

浴室の扉を開けるとほんのりと優しく硫黄の香りが漂います。

硫黄という誰にでも温泉と感じられる特徴を持ちながらそれほど強いにおいでもなく、入浴後にきついにおいが服に移ったりという硫黄泉特有の悩みも起きにくい温泉です。硫黄泉が苦手という方も老神温泉なら入りやすいかなと思います。

源泉100％循環なしのお湯は肌あたりも柔らかく、入浴中はツルツルとした感覚で、湯上りには水分を確実に保ちつつもサラサラとした肌触りです。訪問時は平日お昼過ぎでしたが他に温泉の利用客はおらずゆったりと過ごすことができました。

外部リンク 公式サイトより参照:http://www.mansyu.co.jp/oigami%202/yobi/toumei.html

廃業した旅館を買い取りリフォームをしているようで、外観こそ昔のままで古いものの内装は新築そのもののピカピカ具合です。中と外のギャップ萌えしてしまいそうです。

構造を見てみると露天風呂はどうやらリフォームの際後付けされたもののようで、こういうところを探す面白さもありますね。

〔浴室内設備〕
浴槽は内湯と露天風呂それぞれ1つずつです。
内湯は41度ほどで10人前後が入浴できる大きさです。

露天風呂は41～42度ほどであり、7,8人ほど入浴できます。露天風呂は特に細長い形をしているので場所によっての温度差が大きいです。

〔付帯設備〕

休憩できる場所は冒頭に掲載したロビーの他に、1階にある休憩所を利用できます。

シンプルですが広々としているのでロビーよりも休憩所を利用する方がオススメです。

また、施設の名前でお気づきの方もいるかと思いますがここは「ぎょうざの満洲」という中華料理チェーン店が経営している宿であり、レストランももちろんぎょうざの満洲そのものです。

老神温泉には他に安定して営業していると言える飲食店はなく、東明館の利用者だけでなく他の施設の利用者や近隣住民にとっても貴重な食事処です。

訪問時は盛況で、おじいちゃんおばあちゃんだけでなく、スーツや会社の制服に身を包んだ方々も多く利用しておりほとんどの席が埋まっているような状態でした。

レストランの営業時間も11:30～21:00で年中無休の為、老神温泉の他の宿に素泊まりした人の夜ご飯もここに来ればだいたいなんとかなってしまいます。

レストラン入口にはお持ち帰りの食品だけでなく、ぎょうざの満洲唯一の宿泊施設として稼働している東明館ならではのオリジナルグッズも販売しています。

筆者個人の疑問としては、何故ぎょうざの満洲初の宿が老神温泉という位置的に微妙な場所にあるのか、何故ここを北限にして東北の地方都市に出店しないのか、等々あげればキリがないのですが真相は闇の中。

ある意味B級温泉施設とも言えますし、話のネタが欲しい方は行ってみるのもアリだと思います。この不思議な空間でも泉質が素晴らしいのも面白いところですね笑

喫煙所○
貴重品ロッカー○100円バック式
アメニティ○
駐車場○