玉名市でコスパ最強の大衆浴場「玉の湯」｜早朝5時半から利用できる温泉施設 (熊本県玉名市)

【源泉名】玉名温泉（大衆浴場玉の湯）

【泉質】単純弱放射能温泉（低張性 弱アルカリ性　温泉）　泉温45.6℃　湧出量527ℓ/分

【成分】陽イオン151.0mg/kg(内 ナトリウムイオン127.1mg/kg)　陰イオン271.2mg/kg(内 塩素イオン160.5mg/kg)　非解離成分55.0mg/kg　pH値8.1　ラドン含有量10.3M･E/kg

玉の湯は、ネットの紹介文によっては単純弱アルカリ性温泉と表記されている場合もありました。

しかし、2018年12月の成分表によると『単純弱放射能温泉』であることが判明。

527ℓ/分という豊富な湯量で、温泉はかけ流しで提供されています。

ただし、季節によって湯温を調整するために、夏場は地下水を加水、冬場は加温する場合があるとのこと。

また1日6回の塩素系消毒が実施されていることから、温泉からも消毒臭がしました。

それでも、弱アルカリ性らしい少し柔らかなお湯とクセのない泉質で、誰もが入りやすい温泉だと思います。まさに大衆浴場に相応しい泉質。

格安なのにラドン系の温泉がかけ流しで入れるというのは本当に有難いですね。

湯温は温度計が41.5℃前後となっていましたのでやや高めです。

日常利用としては最高の温泉だと思いました。

玉の湯は昭和30〜40年代からある大衆浴場で、昔から地域の方々の馴染みの温泉として親しまれてきました。

外観や設備には古さがありますが、同時にレトロな雰囲気も感じられます。

内観は木材を基調に綺麗に整備されているので、比較的新しくリフォームされたのでしょう。

掃除や衛生管理はしっかりと行われているようで、古さはあってもとても清潔感のある施設です。

毎日お湯を完全に抜いて清掃されており、塩素濃度のチェックなどさまざまな情報が館内に掲示されていて安心して利用できます。

（浴内設備）十分な広さの内湯と打たせ湯

▼内湯

大浴場は15人ほどが余裕で入れる広さがあります。個人的にはもっと小さいと思っていたので、料金を考えると十分な規模だと感じました。

ただし、換気はあまり行われていないため熱気が浴室内にこもっています。浴室内に涼んで休憩するスペースがなく、湯温も41.5℃前後でやや高めということもあって長湯は難しいかもしれません。

かけ流し温泉ではありますが、ゆったりリラクゼーションというよりも、入浴したらすぐに出るという日常利用に適しています。

実際に利用客の回転率はとても早かったです。

大浴場の中には、3人分のジェットバス（座位）スペースもあります。

大浴場に隣接するように、1人用の打たせ湯もカーテンとガラスで仕切られて設置されています。どちらも刺激はやや優しめ。

▼洗い場

シャワー設置、アメニティはありません。受付で石鹸やシャンプー類が販売されています。

▼脱衣所

鍵付ロッカー（無料）、ドライヤー（無料）、冷水機が設置されています。

（付帯設備）ロビー内に休憩スペースあり

▼休憩スペース

ロビー内に長椅子が壁に沿って設置されていて、湯上がりには休憩することができます。

またマッサージチェアや自動販売機なども利用可能です。

長椅子で横になることは禁止されていました。

▼大広間（有料、現在は利用中止）

以前は大人330円で大広間が利用できていましたが、2023年6月現在は利用が中止されています。

玉の湯は格安というだけではなく、5:30からの早朝利用ができる点も魅力です。

周辺にも温泉施設は複数ありますが、これほど早朝から利用できるところはありません。

利用料金について、以前は220円で利用できていたようです。

2022年9月に料金改定が行われて現在の250円になっています。ネットで調べると、料金が200円だった古い情報が出てくることもありますのでお気をつけください。

【管理人からひとこと】

熊本に免許合宿に行って時間が余った時、ここの温泉を訪れたことが・・この周辺200-300円台で入れる銭湯温泉が多く驚いた記憶があります。

2024年現在でも250円をキープしているようです。

物価高といわれる時代にこの価格設定は脱帽であります(｀･ω･´)ゞ