都会の30倍マイナスイオンに包まれながら湯に浸かろう | 地蔵温泉 十福の湯 (長野県上田市)

■低張性アルカリ性性温泉
■アルカリ性単純温泉
■成分量0.27g/kg・pH9.4・泉温38℃

浴室は内湯・露天ともに大変広く全ての浴槽に温泉が使用されている。

無色透明の温泉は源泉掛け流しを提供していますという掲示が張られていたが消毒臭がしっかりする温泉でおや・・?と困惑する。ph9.3との表記の割に各浴槽で何回も入って確かめたがそこはかとなくしっとりしているかな・・内湯給湯口とかけ湯から少し硫黄臭がするなぁ・・という感じ。同じphの近隣温泉『室賀温泉 せせらの湯』は凄く良かったので・・少し残念。

使用掲示が何処にあるか分からないので断定は出来ないが、循環・加温・消毒は確実だと思われる。アルカリ性っぽさは循環されても感じやすいのだが、それも感じられないとなると加水もしているのでは無いか・・と推察してみる。

長野県の温泉だ-!!と泉質に期待していくと期待外れになってしまう危険性がある事も留意されたい。しかしながらこの施設、後述させて頂くが温泉鮮度のレベルが相殺されるぐらい雰囲気・充実度は大変素晴らしいのである。

※公式サイトで
内湯は加温・塩素消毒ありのかけ流し100%温泉
露天風呂は加温・塩素消毒・循環あり　表記である事を確認しました。

ロッジ風外観とは裏腹に館内に入った瞬間驚かされる。非常にお洒落でカフェや雑貨屋などにありそうな雰囲気・・空間で椅子や机なども良い物を使用しており雰囲気も良好。新しい建物であるが清掃などもしっかりされており清潔感も感じられる。

浴室内も石床基調で特に露天は広々としているだけで無く森林の中に建てられている為、木々の芳香を感じられ深呼吸を何度でも行いたくなる・・人工ではできない素晴らしい空間・雰囲気であることは特筆である。

よく『自然豊か』という項目を使用させて頂いているが、山が面前にあるとか田舎の風景が望めるとかというレベルで無く、日帰り温泉で森の中の湯に浸かっているというところは温泉激戦区の長野でもあまりないのでは無かろうかと思う。更衣室に貼られていた掲示を見るとマイナスイオン値が市街地16倍・都会の31倍あるという掲示があった・・。温泉に入るというより、マイナスイオンに浸かりに来るような施設とも言える。

［浴室設備］

全体的に広いが露天が特に広く恐らく100人程度の収容能力がありそう。そんな観光向けな浴槽から目の前の森林を眺め、マイナスイオンに包まれながら湯に浸かることが出来る。サウナ・寝湯・つぼ湯なども設置されている。

［付帯設備］

■食事処・売店が広くオシャレ
食事処・売店も充実しており、和食・洋食だけでなくデザート・焼きたてのパン・ピザなども販売されている。売店も個性的な雑貨を販売しており、産地の土産や野菜も販売されている。凄く綺麗で、若い人にも人気がありそうな温泉である。

なお食堂自体も広いが、テラス席も用意されておりこちらでも森林浴しながら食事をとる事が可能である。なお地下には仮眠室もあり休憩スポットとしても立ち寄れる(※休憩室は2020年06月現在コロナ対策で閉鎖)

■ジェラートと蕎麦を頂いてみる
さっと一風呂浴びて帰る予定だったが、予想を上回る雰囲気・設備だったので夕食もここで頂くことに。今回管理人がいただくのは信州産のお蕎麦とジェラート。蕎麦はコシがあり大変美味。ジェラートに関しては写真の小さいサイズで税込み209円という安さ。素晴らしいではありませんか(笑)

なお17:00からは500円で入浴可能となっており、夕方訪れるのも良いと思う。会員カードではポイント制を導入しておりポイントが累積していくと入館料金が比例して安くなる画期的なシステムとなっている。

地元の方なら利用しない手は無いだろう。 今回適当に近くの温泉と検索して訪問させて頂いたが、雰囲気部門で予想を大きく上回る実力の温泉施設であった。観光温泉として万人おススメできる素晴らしい温泉でした。また来訪したいです。

貴重品ロッカー◯
アメニティ◯
喫煙所◯
駐車場◯

■メリット
露天が森に囲まれており木々の方向に包まれながら温泉に浸かれる(マイナスイオンが凄い)
売店・食堂が凄くオシャレ、ピザとかジェラートとか売っている
食堂や露天が非常に広く利用しやすい

■デメリット
源泉かけ流し好きや泉質マニアには推奨できない