【閉店】薬石の湯 瑰泉 (山梨県笛吹市)

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薬石の湯 瑰泉 | 岩盤浴が凄く広い+24時間営業な山梨石和近郊のスパ温泉

※令和5年3月31日で閉館しています

今回は山梨県笛吹市の『薬石の湯 瑰泉』に訪問しました。

薬石の湯 瑰泉(かいせん)は国道20号の大きなバイパス沿いに面しており、ちょうど甲府市との境に位置しているスーパー銭湯施設です。真裏には2021年6月に出来たばかりのドン・キホーテがあったり、巨大な看板があったりと迷うことなくたどり着けると思います。

最寄り駅であるJR石和温泉駅からは車で約5分、徒歩で約20分であり、平坦な道が続くので歩いても無理のない距離です。

施設の大きさに比例して駐車場も広大な為、土日と言えど駐車できないということはないでしょう。

入口では大きな獅子がお出迎えしてくれます。

玄関に入るとホテルのロビーのような広い空間が現れます。

靴は下足箱に入れ、受付時に下足箱のカギとロッカーのカギを交換します。スリッパはありません。
脱衣所のロッカーの他にも、受付のすぐ横に無料の暗証番号式貴重品ロッカーがあります。このロッカーは財布や車のカギを入れておく程度の大きさなので、荷物が多くて脱衣所のロッカーに荷物が入りきらないときのサブ的扱いでしょうか。

ロッカーのカギはバーコード付きのもので、様々な館内利用の支払いに利用できます。入館時にまず入館料を先払いし、退館時に館内利用分を再度清算する方式です。

因みにメール会員・LINE会員も募集しており、特にLINE会員になると初回のみ料金が1000円になるクーポンが発行されていますので登録をおすすめします。それ以降もメール会員・LINE会員ともに会員割引の1800円で入館できます。

通常の入館料金が割高に思えますが、それはこの施設のシステムと利便性を考えれば納得できるものです。

瑰泉は24時間年中無休であり何時に入店してもOK、極め付けはまるまる24時間滞在可能なのです。

石和温泉郷の大きな国道沿いということもあり、付近には温泉宿はもちろん、宿泊をできる限り低料金で賄う人にはネットカフェもある環境です。しかし瑰泉は温泉に入り放題且つ岩盤浴ルーム・レストラン有りと、温泉と低料金を兼ね備える宿泊施設としても活躍します(流石に睡眠に関しては温泉宿に劣りますが、、、)。

今回筆者は2連泊しましたので、宿泊施設としての面も含めてレポートします。

率直レビュー

施設名称 【閉店】薬石の湯 瑰泉(山梨県笛吹市) * 2021/07/27 訪問
泉質 星 2.5

温泉感は薄いが多様な浴槽で楽しめる

アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)
成分総計348.9mg/kg pH9.1 泉温45.9度

加水・加温・循環・塩素消毒がなされた温泉で、正直言って長めに入浴しないと温泉ということが分かりにくいかもしれません。大きな施設ですのでこの点はしょうがないですね。塩素の臭いはそれほど気になるものではありません。

元がpH9.1のアルカリ性が高めの温泉ですが、それほどぬるぬるとした感覚はありません。しかし長時間入浴することで肌のツルツル感が確かに感じられる温泉でもあります。

個人的には温泉の質を楽しむというよりも、スーパー銭湯特有の大きなお風呂や雰囲気をメインに楽しむ施設かなと感じました。後述しますが、施設規模に比例した多様な浴槽や館内設備が充実しているので、一人でもファミリーでもカップルでも楽しめる場所です。

雰囲気 星 4

24時間ずっと滞在していたくなる快適空間

施設全体としてかなり大きめの施設であり、全館見て回りながら居心地の良い場所が見つかるでしょう。規模が大きいながら清掃も徹底されていて快適です。お風呂の泉質検査もかなり細かくやっているようで、他のスーパー銭湯より明らかに検査頻度が多く感じられました。

こちらも詳しく後述しますが、大きな国道沿いにあるにも関わらず広い庭園があり緑の中で過ごすこともできます。

 

充実度 星 4.5

急な宿泊でも大丈夫!誰でも楽しめる充実した施設

〔浴室内設備〕

入館は24時間可能ですが深夜3:00~5:00の間は清掃の為入浴はできません。

薬石の湯と冠しているように、男女ともに浴室にはふんだんに輝石が使用されています。女湯にはローズクォーツがメインに配されています。男湯の露天風呂には世界最大級のレッドジャスパーが鎮座していたりと名前に恥じません。

内湯

・腰湯(半身浴)が38度前後で10人前後入れる大きさ
・寝湯が38度前後で5人分のスペース
・ジャグジー浴槽が42度前後で十数人入れる大きさ
・水風呂が頑張れば3人は入れる大きさ
・プールが30度前後で30人弱は入れる大きさで85cmくらいの深さ
・サウナは12人ほどのキャパシティー
となっています。

プールは温水プールでかなり入りやすい温度の為、サウナ上がりのキンキンの水風呂が苦手だという方にもオススメできる温度です。ちょうど筆者が訪れたタイミングでは東京五輪の競泳が開催されていた時期でしたので、このプールでちびっ子たちが盛んに泳いでいました(笑)

露天風呂

42度前後で30人は余裕で入れる大きさです。その奥の方には東屋のついたジャグジー浴槽もあり、40度前後と少しぬるめの設定となっており6人ほど入れます。

テレビも付いていますが、このジャグジー浴槽からが一番見やすく音も聞き取りやすかったです。また歯ブラシも脱衣所・シャワー横にありますので、移動中の急な宿泊になった場合にも買いそろえる必要がない点が嬉しいところです。

〔付帯設備〕

入口から順番に説明していきます。

まずは受付の正面には談話室があります。テーブルを食事以外に満足に使えるのはここだけではないでしょうか。PC作業等をしたい場合はこちらを使うのが最善でしょう。

談話室の横には売店・お土産コーナーがあります。

少し進むと左側にレストランが現れます。

レストランの営業時間は
月~金 11:30~14:00 17:00~22:00
土 11:30~14:00 17:00~24:00
日 11:30~22:00
となっています。

その他朝は通常時であれば全日7:00~9:00まで朝食バイキングやっています。訪問時はコロナ禍でバイキングが中止されていたため、代わりに朝定食を提供していました。朝定食は基本的に前日の22:00まで受付にてチケットを購入しなければなりません。

今回は夜にビールと山梨名物の鳥もつ煮を頂きました。

メニューは寿司や丼物といった和食、ラーメン、イタリアン、山梨の郷土料理、韓国料理、焼肉と多岐に亘ります。お酒も提供しており、おつまみ類も豊富です。24時間滞在したとしても昼夜ともにメニュー選びに迷うことができそうです。

レストランを出て左に進むと右側に脱衣所、正面に喫煙所、左にキッズルームがあります。キッズルームは申し訳程度の大きさで、長時間子供を遊ばせるのにはあまり向いていなさそうです。

喫煙所はこの1ヶ所のみしかありません。奥のパーテーションには女性専用コーナーが設けられています。喫煙所にまで女性専用の箇所を設けているのはなかなかない配慮で驚きました。

脱衣所側はこちらが突き当りです。レストランの正面にはこのような廊下がありますが、ここからは休憩スペースへ行くことができます。

この廊下の左側には「ナチュラルショップ」という、入口のお土産コーナーとはまた違った売店があります。営業時間は13:00~17:00とのことで今回入店することはできませんでした。

この廊下を抜けて左側にはカフェコーナーがあります。営業時間は11:00~20:00まで。軽食やスイーツ類を販売しています。

営業時間が終了しても、カフェコーナーのカウンターには無料のフレーバーウォーターを提供しているのが嬉しい所です。

カフェの先に続く通路の左右には広い休憩スペースと漫画コーナーがあります。漫画コーナーはここだけでなく、これから紹介する薬石ドームや別館の中にもあります。

21:00以降には仮眠用にマットと枕を貸し出しており、21:00~7:00までの間であれば場所取りも公式に認められています。この時間以外に場所取りとみなされるような場合はフロントにて荷物を預かるようです。

この通路の先には薬石ドームというものがあります。

先ほどの休憩スペースよりも広い空間で、1時間半に1回火釜の中から薬石が出て来てドーム内を温める為、韓国の汗蒸幕のような温まり方をします。入口を入ってすぐ左側が女性専用コーナーとなっています。

女性専用コーナー及び出口右側には石風呂と称した岩盤浴コーナーもあります。薬石ドーム内がサウナのような暑い空間である為か、岩盤浴を利用している方は見かけませんでした。

因みに他の施設であれば岩盤浴は別料金というところが多いでしょうがここは無料です。

また、この空間に長く居れば汗をかいて館内着が濡れてしまうでしょうが、受付かカフェで1度無料で館内着を交換してくれます。2枚目以降は有料です。

薬石ドームを出ると中庭を通り別館へ行くことができます。

中庭はそれなりに大きいもので、夜になるとライトアップされます。スリッパが用意されているので中庭を散策したり、中庭内に設置されたテーブルで休憩することができます。

別館側の廊下にもテーブルが用意されていたり、ハンモックも用意されています。ハンモックの利用は5:00~0:00までとなっています。

別館には「花鳥風月」という名前が付けられています。1階が休憩所、2階が貸切個室となっています。
1階の休憩所の左側は共用テレビが、右側は個別にテレビ付きのリクライニングチェアが設置されています。

その奥1階が男性用、2階が女性用の仮眠スペースとなっています。こちらのスペースは既にマットが敷かれており、簡単ながら仕切りも付いています。仮眠スペース・リクライニングチェアともに、本館の休憩スペースと同様に21:00~7:00の間は場所取りができます。

しかし、注意点として2つ。1つ目はコンセントの数が極端に少ない点です。リクライニングチェアの付近にはコンセントが見つかりませんでした。本館の休憩スペースと別館の仮眠スペースには数か所コンセントがありましたが、やはり数は少ないです。コンセントが見つからないけどどうしても携帯の充電をしたいという場合は、談話室前の有料急速充電器を使うしかないようです。

2つ目は場所取りについてです。筆者は21時以降に場所取りをしていましたが、お風呂から上がった後に仮眠スペースに戻ってみると置いていた荷物を勝手にどかされ使用されていました。他にもスペースはいっぱいあったのに、、、低料金で宿泊できる施設ということもあり客層はそれほど高くはない場合があります。

その他

喫煙所○
貴重品ロッカー○
アメニティ○
駐車場○

 

管理人オススメ度 4 星 4 24時間営業・時間を気にせずいつでも誰でも楽しめる大型スーパー銭湯温泉

アクセス

住所 〒406-0032 山梨県笛吹市石和町四日市場1679
駐車場 あり
交通機関 JR石和温泉駅から徒歩約20分
Webサイト https://www.yu-kaisen.jp/
電話番号 055-262-1830
料金 2200円(24時間超過で2200円加算)
土日祝の午前2時在館の場合ウィークエンド料金として1100円加算
営業時間 24時間
定休日 年中無休
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