塩原元湯温泉 ゑびすや | 温泉マニア巡礼レベルの秘境・間欠泉・硫黄温泉!!
今回は栃木県那須塩原市の『ゑびすや』に訪問しました。
ゑびすやは塩原温泉郷の中の元湯温泉という場所にあります。ここは温泉街や観光をメインとする場所からは離れており、山の中にある人里離れた温泉です。
元湯温泉には温泉宿が3軒並んでいますが、ゑびすやは一番右側にある施設です。
元湯温泉にはバスも通っておらず自家用車かタクシーで行くことになりますが、料金の事も考えると免許を持っている方なら自家用車かレンタカーを借りて向かうのがベターでしょう。宿の前には駐車場もしっかり完備してあります。
温泉街の端っこから15分ほど山を登った場所にありますが、道中は細くうねった道を進むので注意が必要です。特に冬場は栃木の中でも豪雪地帯にある場所であり、道中でスタックしてしまう人も多くいると宿の方がおっしゃっていました。栃木以西・以南から冬に自家用車で来る人はスタッドレスタイヤやチェーンの用意が必須です。
玄関で靴を脱ぎ、カウンターで入浴料を支払います。室内は昔ながらの簡素なつくりで落ち着いた雰囲気です。
廊下を進んでいくと階段があり、そのすぐ下に浴場があります。
脱衣所は男女で分かれており、女性の脱衣所には女性専用浴室、男性の脱衣所には混浴の浴室となっています。ロッカーはないので、貴重品はできるだけ持ち込まない方が良いでしょう。
脱衣所の向かい側には飲泉所も完備されています。
率直レビュー
施設名称 | 塩原元湯温泉 ゑびすや | 温泉マニア巡礼レベルの秘境・間欠泉・硫黄温泉!!(栃木県那須塩原市) * 2020/12/26 訪問 |
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泉質 |
塩原最古の源泉が楽しめる 泉質:含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉(硫化水素型)(中性低張性高温泉) 筆者は男性の為混浴の浴場にのみ入浴しました。 まずは梶原の湯から。こちらが塩原温泉郷の中でも最古の温泉です。まさに塩原温泉の原点です。
訪問したのが冬だったせいか40度にも満たないような絶妙なぬる湯で、3人ほどは入れる浴槽です。ツルツルとした肌触りで、際限なく入っていられるような心地よさです。 次に弘法の湯です。こちらは分析書に掘削自噴→間欠泉とあり、梶原の湯より10度以上泉温の高い温泉で、4人ほど入れる浴槽です。 写真にもある通り5,6分おきに勢いよくお湯が噴き出してきます。泉質が高い為入浴時は湯口付近にいると危険です。先客がいなければかなり高温で入れないでしょうから、よくかき混ぜてから入ることをおすすめします。かき混ぜれば43~44度ほどに落ち着きます。
弘法の湯は梶原の湯に比べてキシキシとした肌触りを強く感じます。湯口を見てもわかるのですが、こちらの浴槽内には析出物が大量に堆積しています。ゴツゴツしつつもスポンジのようなシュワシュワ感もあり、カルシウムを多く含んでいることが分かります。 両方のお湯にちょうど良い温度差がある為交互浴が捗ります。 因みに女性専用浴場の方は弘法の湯を使用しており、4人ほど入れる浴槽のようです。女湯と混浴の間には扉があり、女湯の方からカギがかかっています。女性は女湯から音で様子を伺い、大丈夫そうなら混浴へ行き梶原の湯を楽しむという方法があり、混浴の割には女性的にはハードルが低めだと思います。 飲泉所で使用しているのは梶原の湯です。 硫黄泉ですがイガイガした味は少なく、若干の塩味を感じつつ炭酸感もある温泉で、泉質の割にかなり飲みやすい温泉です。しかし、飲み過ぎるとお腹を下すようなのでその点は注意です。 また、この温泉で作った温泉粥も有名です。訪問時は売り切れていて食べることができませんでしたが、かなりもちもちしていて美味しいとのことなので次回訪問時に購入したいと思いました。温泉粥は宿泊すれば朝食でも出されるとのことでした。 |
雰囲気 |
山奥の昔ながらの旅館、鄙びた温泉が好きなら最高の雰囲気 塩原最古の源泉があるだけあり、外観・内装ともに経年劣化が多少目立つ老舗旅館です。しかし、汚いということはなく清掃はかなり綺麗にされています。 立地がかなりの山奥ということで周囲の景色は圧巻なのですが、露天風呂や内湯に大きい窓がないので外の景色を眺めながら入浴がなかなか難しいです。本当に温泉を楽しむ為のマニア向け温泉と言えるでしょう。 |
充実度 |
梶原の湯は混浴な点に注意 〔浴室内設備〕混浴にはシャワーが1基と普通の水道の蛇口が1か所と洗い場が少なめです。女湯の方は見ていないのでわかりませんが、洗い場の規模は混浴と同様でしょう。訪問時は他にお客さんがいませんでしたが、混んでいるときは譲り合いしなければいけませんね。 また、上述しましたが塩原最古の梶原の湯は混浴にしかありません。女性の方は駐車台数や混浴の方からの音を頼りに隙を見て入浴することをおすすめします。 〔付帯設備〕休憩できる場所はロビーのソファのみですので、数人で訪れた場合の待ち合わせ程度の規模でしょう。食事もありませんが、前述したとおり温泉粥があればおみやげに買っていくこともできます。 |
その他 |
喫煙所○
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管理人オススメ度 | 5 塩原温泉最古の温泉を楽しめる秘境温泉 |
アクセス
住所 | 〒329-2922 栃木県那須塩原市湯本塩原153 |
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駐車場 | あり |
交通機関 | 自家用車必須 |
Webサイト | http://ebisuya3.sakura.ne.jp/ |
電話番号 | 0287-32-3221 |
料金 | 500円 |
営業時間 | 10:10~14:00 |
定休日 | 不定休 |
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