九十九島シーサイドテラス　ホテル＆スパ花みずき (長崎県佐世保市)

[泉質名]含鉄（Ⅰ　Ⅲ）－ナトリウム、カルシウム・マグネシウム、塩化物冷鉱泉

出典：（九十九島シーサイドテラス　ホテル＆花みずきHP）

花みずきの温泉の特徴はなんといっても複数の泉質を持つことです！長崎県内の温泉を複数入浴してきましたが、含鉄という泉質をみたのも初めてです。浴室の注意書きにも「当温泉は泉質でサビのような匂いがします」と注意書きがありました。

注意書きの通り浴場をあけた瞬間、鉄棒の錆のような匂いが鼻につきます。泉質のせいか手すりも錆びついているように見えました。大浴場の中には4つの温泉がありましたが全ての浴槽に源泉が利用されています。

特に源泉を体感できるのは含鉄源泉の冷泉です。いわゆる源泉をそのまま利用した水風呂で、赤茶色の水に入ってみるとザラザラとした浴感が特徴的です。

花みずきの日帰り温泉にはもう一つ、潮湯という温泉もあるのですがこちらは海水をくみ上げて温泉に利用しているようです。かなりトロトロとしたナトリウム成分が強い温泉でした。

どちらも甲乙つけがたいのですが、複数の泉質や複数の温泉を楽しめます。

花みずきはアジアンチックなホテルになっています。大浴場の入口はもちろん、大浴場の中の装飾も不思議な雰囲気がありました。シンプルな感じではなく、リゾート気分でお肌がプルプルになる美肌の湯にゆっくり浸かるという娯楽たっぷりの雰囲気を味わうことが可能です。

公道からの入口が少し狭く、森に囲まれているため「この道であってるよね？」という雰囲気になりますがスマホでGoogleナビに頼ってもらえば問題ありません。私自身がGoogleナビの案内でたどり着けました。

どちらかといえばスーパー銭湯のような印象ですが、娯楽設備があったりプールがあるわけではないので注意してください。

[浴室設備]

大浴場の設備としては4種類です。冷泉・含鉄の温泉・含鉄泉のぬる湯・潮湯。全てお肌がツルツルになる温泉で特徴的なものばかりです。

冷泉は泉質の項目で紹介しましたが、サウナの横に設置されていて少人数で入る浴槽になります。含鉄泉の赤茶色の温泉は2種類あり、ぬるめの温度と40度前後に設置されているものです。どちらも気持ちが良いのですが、ぬる湯のほうでは大きな窓の近くに設置されています。

景色を楽しみながら、ゆっくりしたい方はぜひぬる湯を利用してみてください。

じっくりゆっくり温泉につかりたい人は含鉄の温泉につかってください。

体を洗うためのカランも設置されていますが、出てくるお湯は含鉄泉ではないため安心してください。もし入浴後に体のザラザラ感が気になる方は、シャワーで流してあがっても良いかもしれません。

[付帯設備]

岩盤浴や貸切風呂はありませんが、とても大きなサウナスペースがあります。ロウリュウや温石などではなく、遠赤外線サウナですがかなり大人数が収容できます。

広いスペースに横になって汗を流している人もいたくらいなので、サウナで汗をながし隣の源泉冷泉に入る交代浴もおすすめです。

花みずきは美肌の湯と宣伝していることもあり、アメニティも揃っていました。ドライヤーやブラシはもちろんですが、数種類のローションや固いかかとにも効果がありそうな馬油もありました。

脱衣場のロッカーの鍵はフロントに利用チケットを出すと渡されます。番号がそれぞれふってありますので該当のロッカーを利用しましょう。

貴重品ロッカーもあるので気になる人は利用すると良いかもしれません。

ここまでレビューを紹介してきましたが、九十九島シーサイドテラス　ホテル＆スパ花みずきは温泉マニアも女性も大満足できる日帰り温泉です。温泉のために行ってみても良いほど価値を感じるくらい、特殊な温泉ですので是非行ってみてください！