湯の峰温泉【つぼ湯】| 世界遺産の温泉に入ろう
世界遺産、熊野本宮大社の所在地として有名な和歌山県田辺市本宮町。この土地に、知る人ぞ知る世界遺産に登録されている温泉があります。
約1800年前に開湯された日本最古の温泉、湯の峰温泉。 熊野へ詣でる人々が、湯垢離場(ゆごりば)として身を清めるために利用したとされており、非常に歴史のある温泉です。熊野本宮大社から車で約15分、山間部に10軒ほどの民宿がひっそりとたたずんでいます。
この湯の峰温泉にある『つぼ湯』は「紀伊山地の霊場と参詣道」を構成する資産の一部として、2004年の7月に世界遺産に登録されました。世界遺産に登録されている温泉というだけでも非常にめずらしいのですが、現在も公衆浴場として入浴可能な温泉は、なんと世界でここだけなんです!
この温泉、めずらしいだけではなく泉質も非常に良いとの噂を聞きつけ、実際に入浴してきました。
受付は、つぼ湯のある場所から道路を挟んだ反対側の建物です。
30分間の交替貸切制になっていて、受付でおおよその待ち時間を教えてもらいます。問題がなければ券売機でチケットを購入し、利用についての説明を受け、番号札を受け取ります。
私は平日の夕方頃に訪れましたが、前に1組待たれており、40分ほどで入浴できました。
休日は混み合うこともあるそうです。
30分単位できっちり予約の時間が区切られているわけではなく、一つ前の番号札の方が出られたら入浴するシステム。順番が近づいたら、待合所で待機します。
待合所のすぐ前には熊野古道の文字が。実際にこの道は熊野本宮大社につながっているそうです。
待合所横の階段を降りたところに、つぼ湯の入口があります。扉横に番号札をかけてから入浴します。
率直レビュー
施設名称 | 湯の峰温泉【つぼ湯】(和歌山県田辺市) * 2021年5月 訪問 |
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泉質 |
天然の足元湧出・・源泉掛け流し温泉 [泉質名] 含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉(低張性中性高温泉) 湯船の底から温泉が自然湧出していて、湯の色は1日に7回変わると言われています。 源泉の温度は高めで、利用者自身で湯船横にある水道から加水し、温度調節できるようになっています。 温泉街一帯に硫化水素臭が漂っていますが、つぼ湯内はさらに香りが濃く、硫黄泉好きな方にはたまらないと思います。 ツルツルとした浴感で、すぐそばに流れる川のせせらぎを聞きながら、気持ちよく入浴できました。 |
雰囲気 |
温泉を味わうためだけに作られた場所 木の板で囲われただけの建物内には、天然岩で出来た湯船と、すのこで簡素に作られた脱衣スペースがあります。
シャンプーや石鹸の使用は不可。かけ湯をして入浴します。 湯船は大人2人がちょうど入れる程度の大きさで、深さは1mほど。底には玉石が敷かれています。 温泉内には、つぼ湯にまつわる物語が掲示されています。 |
充実度 |
コンパクトな温泉街だが見応えあり ・湯筒 川沿いには90度の湯が湧き出る湯筒があり、自由に卵や野菜を茹でることができます。 ・温泉くみとり場 10リットル100円で温泉水を持ち帰りできます。 ・湯の峰温泉公衆浴場 通常、つぼ湯の利用者は、湯の峰温泉公衆浴場の「一般湯」または「くすり湯」にも一回入浴できます。 「一般湯」:石鹸使用可、加水あり 公衆浴場内には休憩所(有料:1時間500円)があります。 |
その他 | |
管理人オススメ度 | 5 人生で一度は訪れたい!貴重な世界遺産の自噴源泉掛け流し温泉を貸切で! |
アクセス
住所 | 和歌山県田辺市本宮町湯峯110 |
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駐車場 | 46台(民宿瀧よし横) |
Webサイト | https://www.hongu.jp/onsen/yunomine/tuboyu/ |
電話番号 | 0735-42-0074 |
料金 | 大人:780円 12歳未満:470円 ※公衆浴場建て替え工事中は、大人400円、12歳未満200円 |
営業時間 | 午前6時~午後9時30分 |
定休日 | なし |
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