花湯の森 | 大河ドラマの舞台・埼玉県深谷市にある大人の隠れ家的温泉 (埼玉県深谷市)

[泉質]ナトリウム-塩化物泉(低張性弱アルカリ性低温泉)
成分総計7.025g/kg PH7.7 源泉温度26.5℃

『薬師の湯』という塩化物温泉と『薬師の霊泉』という地下水(アルカリイオン水?)を提供している。

無色透明の湯で、しっかり消毒臭がする＋使用掲示が何処にあるのか分からなかった為・・断定は出来ないがメタホウ酸・メタケイ酸100mg/kg超えの割にはしっとりした浴感がほとんど感じられない・・

塩分も薄く・・加温・循環消毒は確実。加水している可能性も充分考えられる。しかしながら露天風呂の注湯口付近は析出物由来の変色も見られ、こちらの湯は仄かに金気臭も感じられる。循環併用で提供されていると推察される。湧出量が少ないのかもしれない。

この施設、外観は和風スタイルのよくあるスーパー銭湯かなと思いきや、内装雰囲気が『古民家を移築させたのかな』と思わせる梁むき出しの造りと色合い・・気合の入った空間で和風の歴史ある旅館を彷彿とさせる。

特にテラス・食堂席の調度品なども統一感あり・・。長い廊下を歩きながら、浴室に向かうのも風情抜群である。

露天も自然味があり広い・・季節によっては紅葉なども見れるらしい。細かく見ると手入れされていない所も散見されるが・・静寂さと自然味さがマッチしては素晴らしい。深谷観光ではもちろんの事、静かな癒しを求める埼玉県民にもおススメできるのではないだろうか・・旅館に泊まりに来たつもりがないのに、泊まった気持ちにさせて頂きました。

今まで

東京都・湯守の里(https://on-1000.com/spa/zinndaizi-yumorinosato/)
東京都・さやの湯処(https://on-1000.com/spa/sayanoyudokoro/)
神奈川県・志楽の湯(https://on-1000.com/spa/shiraku-no-yu/)

など雰囲気部門で一押しの施設を今までレポートしてきたが
この『花湯の森』も、そのグループに入れても良いのでは無いかと思えるぐらい素晴らしかった。

あと、余談だが岩盤浴の雰囲気も独特だった。
シーリングファンが回転し、邦楽のギター曲がトロトロ流れた空間。チューリップ調のウォールランプが薄暗く点灯しており昔の音楽喫茶みたいな感じ・・うーん素晴らしい。

※岩盤浴利用無しで3

【浴内設備】露天岩風呂が広い

内湯は
・10人ぐらいが入れる内湯
・寝湯
・92℃のサウナ
・水風呂

露天は
・8人程度が入れる炭酸泉
・寝湯
・20-30人ぐらいが入れる岩風呂
・つぼ湯湯
の構成となっている。

そこまで浴内設備が充実している訳では無いが、露天風呂も広々としており多少人が多くても圧迫感は一切ない。

【付帯設備】
岩盤浴とテラスでゆっくり休憩　⇒　静かに温泉　の最強ローテーション

当施設は二部屋の岩盤浴があり、時間無制限で平日300円・休日400円で利用できる。何度も利用できるのでお風呂と休憩を繰り返しながら発汗・デトックスも可能である。

なお温泉付きの家族部屋(若竹・竹笛)などもある。公式サイトを見たが、こちらもかなり雰囲気が良さそうなので利用されてみても良いかも

食堂も風情あり、『ほうとう』など鍋料理なども頂ける模様。残念ながら管理人は上記の『ふっかちゃん』のケーキを食べたので今回ここの食堂は利用しなかった・・ホント計画性無くて泣けてきます。。

小さいが漫画コーナー・リクライニング席もあり

なお館内奥にはリクライニング席が10数席(女性席は別)漫画・雑誌コーナーもある。冊数は多くないが時間つぶしが出来るぐらいはある。

なお女湯の奥の方に別館『椿』なる建屋があるらしい・・男なので行けなかったが気になるところではある。

全体的に休憩施設はコンパクト気味だが、そこまでコロナ禍前後でもあまり混みあっておらず、ゆっくり休める。穴場と言えば穴場な温泉施設だと思う。

このように解説してみたが・・意外と見るべきポイントが多く全部解説した気にならない気持ちになる・・その他売店などもあり、もう少し長く居たいなと思わせる空間でした。

いいところ

田舎の古民家・民宿風の静かな施設
露天は自然に囲まれており雰囲気良好
食堂も雰囲気良好
岩盤浴・リクライニング席もあり
家族部屋風呂あり(要予約)
テラス席が広めで庭園を眺められる

■ざんねんなところ
温泉がマニア的に弱い
クレジット利用不可
小学生以下は入れないので、ファミリーよりカップル・夫婦向け施設