豊野温泉りんごの湯 (長野県長野市)

今回訪れたのは長野県長野市にある『りんごの湯』である。長野駅から車で30分以内で行ける温泉施設で周囲は丘陵地帯を利用した果樹園や、住宅地が疎らに点在している静かでよくありそうな田舎の雰囲気である。

付近には、しなの鉄道『豊野駅』があるが1kmぐらい離れており炎天下を15分程度歩かないといけない。やはり車で訪れるのが楽そう。

当館は郊外の公共施設のような外観で、駐車場も広い。隣には小さいが公園も隣接している模様である。

階段で二階に上がると館内は邦楽のバイオリン曲がトロトロ流れていた。右手にあるファーストフード店にあるような券売機でチケットを購入後、受付に渡す仕組みとなっている。なお長野県の温泉施設であるのにPayPayが使用できるのも素晴らしい。

牛乳も130円でコーヒー牛乳やフルーツ牛乳などがしっかり販売されており、風呂上がりには必ず牛乳飲みたい派の人も満足できると思う。

率直レビュー

施設名称 豊野温泉りんごの湯(長野県長野市) * 2020/06 訪問
泉質 星 4

冬期加温と消毒のみのほうじ茶のような色をした温泉を提供

■低張性弱アルカリ性高温泉
■[泉質名]ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉
■[成分総計2.742g/kg・pH7.7・泉温43.5℃]

動力掲湯で250L/分の源泉を20人近く入れそうな内湯と露天の10人前後入れそうな円形浴槽・寝湯全てに提供している。温泉は薄い茶色で、底がやや霞んで見える程度の濁った温泉である。例えるとほうじ茶の様な色をしている。

消毒されているためか仄かに油臭が残るものの相殺されている感じ。冬期加温しているとの事なので訪れた時期を鑑みると恐らく消毒しかされていないと思うが、猛者揃いの長野県の温泉としては個性の強さは並ぐらいかなという印象を与える。

低張性の温泉であるので湯あたりせずゆったりのんびり景色を眺めながら温泉に浸かれそうなのは素晴らしい。

雰囲気 星 3.5

露天からの眺望が広い

館内は絨毯基調の平均的な公共施設的な温泉施設である。浴室は石床な感じで綺麗に清掃されている。

特筆するポイントとしては露天からの眺望が良好な事であろうか・・湯に浸かったままだと竹垣があり見づらいが小布施や新幹線路線・山々などを遠目に見渡す事が出来る。当日は晴天なれども風強しで気持ちよく自然の風に吹かれながら温泉に浸かることが出来た。

なお、新幹線通過時刻がテラスに貼り付けてあり通過するタイミングをわかりやすく教えてくれているところに温泉施設のささやかな気配りを感じる事ができる。

 


このような光景を露天からも眺める事が可能

充実度 星 2.5

売店・広い食堂などがあるが、休憩スポットとしては弱め

[浴室設備]

内湯・露天・寝湯・サウナの構成となっており、浴槽自体は広々としているがスーパー銭湯にある物は寝湯とサウナ程度しかない。浴槽一本勝負の立ち寄り湯よりは広いけど、スーパー銭湯と比べると弱い施設といった感じがする。

あとサウナがあるのだが、何故か水風呂が無いのは・・さみしい。

[付帯設備]

売店・食事処などが併設されており、特に食堂が割と広い。メニューも充実しているようで、温泉とのセットメニューもお得そう。

その他

500円で入れる・PayPayなども使用可能

温泉大国長野県の温泉だけあり、410円とワンコイン以下で温泉に入れるのも嬉しいポイントである。

更に最近流行りのPayPay・メルペイ・auペイなどの支払いも可能で県外の人が観光についでに立ち寄る温泉としては、比較的難易度の低い温泉である事も良いところはないかと思う。

貴重品ロッカー◯ 脱衣所前
アメニティ◯
喫煙所?
駐車場◯

■メリット
長野駅から30分以内程度で訪問可
駐車場が広い
物産・売店コーナー・食堂が広め
温泉が消毒のみの使用状況

■デメリット
掛け流しと謳っているが、豪快な掛け流しなどはしていない
食堂以外の休憩スペースは小さく食事立ち寄り湯向き温泉

管理人オススメ度 3.5 星 3.5 長野市内近郊にあるほうじ茶の様な色をした温泉

アクセス

住所 〒389-1106 長野県長野市豊野町石417
駐車場 あり
交通機関 しなの鉄道豊野駅より徒歩15分
Webサイト https://ringonoyu.co.jp/
電話番号 0262576161
料金 大人410円 18:00以降は350円
営業時間 10:00-22:00
定休日 毎月第四火曜日
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