スパ・リブール ヨコハマ (神奈川県横浜市鶴見区)

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今回訪れたのは、神奈川県横浜市鶴見区・獅子ヶ谷にある「スパ・リブール ヨコハマ」である。 外観は東京板橋区にある「スパディオ」に似た、会社のような外観で「天然温泉」のロゴがひときわ目立つ。


周辺は実も花もある神奈川実力派温泉激戦区である綱島・鶴見付近に建てられている。横浜エリア内ではあるが内陸部に位置しているので管理人がイメージするYOKOHAMAのイメージはあんまり感じられない。

駅から遠く利便性に難がある部分もあるが、環2通りをすこし逸れた場所に隣接しておりバスの停留所も至近にある(というかバスの操車場が目の前にある)。


JRの京浜東北線主要駅『川崎駅』『鶴見駅』や新幹線停車駅「新横浜駅」から一時間に一本程度のペースで送迎バスが運行しているのも特筆に値する。車利用者にも優しく駐車場も70台設置されており無料で利用することが出来るのも嬉しいポイントである。※もちろんバイク・自転車駐輪場も用意されている。


館内は二胡のヒーリング音楽がトロトロ流れた南国風基調の静かな空間である。コロナウィルス氏の影響か人が驚く程少なかった・・

筆者おススメの南国風の温泉紹介 
リスパ印西

筆者おススメの黒湯温泉
宮前平温泉・湯けむりの庄  深大寺温泉・湯守の里  六龍鉱泉

5年ぶりの訪問だが、五階に『おこもり個室』というカプセルホテル風な半個室ルームが新しく設置されていた。

下駄箱の鍵を受付に預け、財布機能付きのロッカーキーを交換する仕組みとなっており代金は後払いシステムとなっている。

率直レビュー

施設名称 スパ・リブール ヨコハマ(神奈川県横浜市鶴見区) * 2020/03中旬 訪問
泉質 星 4

複数浴槽にヌルヌル黒湯を提供・不感温の源泉掛け流しも有り

低張性弱アルカリ性冷鉱泉  [泉質名]ナトリウム-炭酸水素冷鉱泉 [成分量1.4g・pH8.3・泉温19.0℃]

内湯二つ・露天風呂と壺湯二つに源泉が黒湯の源泉が提供されており、使用掲示を見るに『源泉風呂』は加温・消毒のみで提供されている模様。しかしながら消毒臭気は感じられず、黒湯特有の植物臭気をしっかり感じられる個性の素晴らしい温泉である。

その他循環利用の浴槽の利用掲示・成分表示もしっかり行われており、温泉マニアとして真面目な温泉だな・・と感心する。

地下300メートルという比較的浅い所から汲み上げているとの記載が有り、都内郊外の温泉としては珍しくカランの水まで温泉が使われているとのこと。カランの水は色素が抜けて透明の色合いだがしっとりとした浴感は残っている。湧出量は250/Lとの事で、そこまで多い印象は持たないが、この使用方法を見る限り贅沢に使用されているなと感心してしまった。(東京都外なので汲み上げ規制が緩いのかな・・?)

個人的に特に鮮度が高そうだなと思ったのが、内湯にある『源泉風呂』と壺湯である。

特に『源泉風呂』は4人程度が入れる小さな浴槽であるものの濃さが他の黒湯よりも濃厚であまり手がつけられていない事が分かる湯である。更に不感温度帯で提供されており長い時間湯に浸かって居られるのも素晴らしい。その他露天・内湯の温泉も決してレベルが低くなくお洒落で実力の高い温泉が多いこのエリアでも充分張り合える実力を持った湯であるといえる。

 

 

雰囲気 星 3.5

経年も見られるが、綺麗な吹き抜けの南国風建物

外観は法人の会館のような空間で中に入ると、バリ風を基調とした南国風の建物。
内装はやや照明が落ち着き、調度品や販売品が南国基調で落ち着いたアジアンテイストのスパ施設である。

浴室やレストラン・展望台など、やや経年した箇所が見受けられたり一部箇所は普通だったりするので、目の肥えた人だとやや評価が低くなる危険性もはらんでいるが、概ね綺麗に清掃されたヒーリング曲が流れる静かで良好な空間である。

吹き抜け構造になっており、階段の窓からは町並みと目の前のバス操車場に停まっている多数のバスを心置きなく眺める事ができる。バスが好きな人にもオススメできる温泉である。

充実度 星 4

浴室は比較的シンプル・リクライニング席が豊富に用意されておりビュッフェコーナーも

[浴室設備]

浴室は5階建ての4階に設置されており、まず素晴らしいなと思ったのが入浴毎に新しいタオル・バスタオルが利用できるように更衣室内においてくれている事である。入館料金2000円を越える温泉施設だとたまに見受けられるサービスだが、1500円前後の入館料でこのサービスがあるのはコスパ良好感がある。

浴室内湯はジャグジー3箇所・サウナ・水風呂・温泉浴槽と変わり湯、露天は壺湯2個と露天温泉浴槽で構成され、温泉浴槽主体の造りとなっており、スーパー銭湯と比するとやや弱めな設備感な印象を与える。しかしながら温泉浴槽は広めに作られているので、混み合っても入りにくいといった事は無さそうではある。設備よりも広い浴槽でゆっくり温泉に浸かりたい事を重視する人にオススメの温泉施設である。

■やっていいのか分からないがサウナに寝そべれる・・?
なお余談であるが、サウナルームの最上段が横になれるぐらい広く取られており寝そべる事が可能・・。マナー的にどうかと思うが、特に禁止事項として書かれておらず、人が居ないので寝転がってみた。もちろん寝落ちしてしまうと色々危険が伴うので推奨出来ない事はここに記載しておくが・・他の施設には無い新しい試みであった。

[付帯設備]

■二階にはリクライニングルーム有り
二階の更衣室の横には、テレビ付きのリクライニング席が100席程度設けられており、薄暗い部屋なので仮眠も充分可能である。漫画コーナーも設置されており、蔵書数は3000冊以上はあると思われる。(なお三階にも漫画コーナーがある)

女性専用のリクライニング席も別々に設けられており、男の花園みたいになっていないのもよろしいかと思う。

■ハンモックが多め
館内を回っていて思ったのだが、ハンモックの設置数が多めかな・・という印象を受けた。三階に三台・屋上にも6台程度設置されており、特に屋上はハンモックに揺られながら空を眺められ開放感を感じられる。

 

■岩盤浴は料金込みだがやや小さめ
五階には料金込みで岩盤浴ルームも設置されている。一般でイメージされる岩盤浴とはやや違い、部屋も10~15人程度が入れる小さめで岩が敷かれた床暖房ルームという感じ。温活自体は可能だが汗を流して一日中お籠もりリラックス!!という感じでは無いかなという空間、設備感である。もちろん女性専用ルームも別々になっている。

■屋上にテラス席があり足湯もあり開放感抜群
屋上にはテラス席が有り、足湯やハンモックが設置されている。冬だと長居し辛いがこれからの季節だと、ゆっくり空を仰ぎながら足湯やハンモックを楽しめそうである。ただ整備されておらず、スペースを余らせている感も強く感じるので個人的には、もう少しお洒落な空間にしたら・・もっと若い人にも人気が出るのでは無いかと推察してみる次第である。

 

■おこもり個室体験談
今回別料金で『おこもり個室』を楽しんできた。比較的最近に設置されたのか心地よい木材の匂いがまだ残っている。入口はオートロック式となっており、カプセルホテル調の半個室の中にテレビやクッションや電源設備などが設けられている。

シングル席主体の様に思われるが、二人専用の部屋や家族主体の部屋などもありカップルなども利用出来そう。入り口に使って良さそうな低い机などの設置もあり、ある程度コワーキング利用者も想定されたサービスとなっているのかもしれない。
時間制であるが・・平日なら500円台で最大6時間程度利用可能であり、何かに集中したり誰にも邪魔されずにゆっくり仮眠したい・・というニーズが有れば利用する価値はあるかもしれない。というのが個人的な感想である。

 

■子供室が広め・漫画コーナーもあり
三階のレストラン室横に子供部屋という広い空間が有り、大人が100人近く雑魚寝出来そうな広さがある。目の前には漫画コーナーが設置されており、大人も寝転びながらゆっくり漫画を読む事が可能である。

子供は皆無だったが、子供連れの禁止事項が見当たらず本来の利用方法としては小さい子供連れで訪れた夫婦がテンションの高い子供を解き放つ空間としては有効な空間であるといえるのかもしれない。

 

■ビュッフェコーナーもあり
広々としたレストランで11時から14時までランチビュッフェが設けられており今回私も利用させて頂いた。以前紹介した『リスパ印西』のビュッフェと比べると年季の入ったビジネスホテルの手造り朝食といった感じで、おしゃれ感は感じられないがお腹は満たされる。どちらかというと中華料理が多い印象を受けた。満足は出来るがホテルバイキングみたいな豪勢さはイメージされない方が良いかもしれない。

 

その他

クレジット・paypay利用可能でコスパ良好な深夜滞在可能施設

この施設、深夜滞在が可能で翌8時まで営業可能となっているのも特筆ポイントだと思う。 やや料金体系が複雑で18時以降は6時間制が設けられ、一時間に278円加算がされ上限が1668円となっている。これが深夜料金のような形で宿泊滞在した場合最大料金3048円で利用可能だ(左記は平日の場合、休日は3246円)関東都心近郊の滞在コスパ的にはかなり良心的な部類になる。なお60分コースなどもありこちらも1084円(税抜)で利用可能となっている。朝湯の特別料金が設けられていないので早朝だと最安がこのコースだと思われる。 なおシニア割もあり、60歳以上の方は200円程度安くなる。その他各種クレジット・paypayも利用可能で柔軟な支払い方が可能となっている。 高級なエスニック施設だと思って雰囲気重視で訪れると、目が肥えた人だとイメージと剥離する危険性のある箇所も見受けられる。 しかしながら綺麗で休憩スポット・深夜滞在施設としてはかなりコスパ良好。東京観光のライダーさんや新横浜周辺で予定のある人にはオススメ出来る温泉実力もしっかり高めな温泉施設である。 貴重品ロッカー ◯ 二階奥にあり アメニティ◎ ひげ剃り・歯ブラシ有 喫煙所 ◯ 駐車場 ◯ 乳児入館可能だが入浴禁止 △ 送迎バス◯ ■メリット ・加温有の消毒臭があまりしないヌルヌルトロトロの黒湯温泉 ・タオル・バスタオルが使い放題※1000円中盤でこれは凄い ・駐車場無料 ・川崎・鶴見・新横浜から一時間一本ペースで送迎バスが運行している ・深夜滞在混みで3000円前半 ・比較的静かな南国風スパ ■デメリット ・朝は送迎バスが運行されておらず、出張の人は使いづらい ・一部経年していたり、整備されていない箇所が見受けられる ・2階で館内着に着替え、4階更衣室で再び脱衣する手間が面倒 ・エレベーターが4階までしか無く、螺旋階段が急なので5階(展望台・岩盤浴・お籠もり個室)に行くのにご老人などは苦労されるかも ・浴内設備や岩盤浴施設は他の施設と比べるとやや弱め

管理人オススメ度 4 星 4 横浜郊外にある深夜・早朝利用可能な南国風黒湯スパ

アクセス

住所 〒230-0073 神奈川県横浜市鶴見区獅子ケ谷2丁目39−18
駐車場 70台程度
交通機関 川崎駅・鶴見駅・新横浜駅から送迎バス運行
Webサイト https://www.libur.co.jp/
電話番号 045-575-7573
料金 一般1,380円 小学生以下787円 乳児無料
営業時間 10:00-翌08:00
定休日 年中無休(メンテ休有)
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