札幌市内から車で約3時間。名寄市は、もち米作付面積日本一のまち。人口2万6千人ほどの小さな町ですが、充実した道の駅、温泉、キャンプ場と市外からの観光客がよく訪れる町です。
名寄市内で天然の日帰り温泉には、日向温泉とサンピラー温泉があります。今回は「なよろ温泉サンピラー」で日帰り入浴を楽しみましたので、レビューしましょう。
「サンピラー」とは、太陽柱のこと。真冬の気温が低い日に空気中の水分が凍って発生する、ダイヤモンドダストが集合している箇所へ、太陽の光が当たることでダイヤモンドダストが柱状になって見える現象のことです。
名寄市も北海道の中では北部に位置し、真冬は-20度を超える極寒の日もありサンピラー現象を見られる日があるのだとか。温泉の名称はそこから付けられたようです。
サンピラー温泉は、名寄ピヤシリスキー場の向かい側にありました。隣には名寄ピヤシリシャンツェがあり、夏でもスキージャンプの練習ができるゲレンデで盛んに練習が行われていました。
今回訪れたサンピラー温泉は、選手の合宿地として、またスキー客の宿としても使われる温泉施設で、昭和48年にオープンし、平成9年にリニューアルされました。
飲泉もできるとあって、楽しみに行ってみました。
率直レビュー
施設名称 | 飲泉OK!名寄サンピラー温泉(北海道名寄市) * 2021年7月11日 訪問 |
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泉質 |
湧出量に見合った小さな湯舟がいい 泉質:カルシウム・ナトリウム硫酸線、炭酸水素塩冷鉱泉(旧泉質名:含重曹ー石膏泉) ph値:6.7 源泉温度:14.1度 湧出量:Ca・Na-硫酸塩・炭酸水素塩泉/102L/min 加温・消毒・循環あり
匂いはなく色味は黄色い褐色で透明でした。肌触りはサラサラした感じで、温泉の雰囲気はさほど感じません。 飲用泉が休憩室にあると掲示されていたので、楽しみにして入浴しました。 ちなみに、幼児・赤ちゃんの入浴OK、タトゥーの方もOKだそうです。(受付にて確認) 浴室内には湯舟が二つありますが、温泉が出ているのは小さな湯舟一つだけでした。 少ない湧出量のため、小さな湯舟を使用しているようです。もうひとつの湯舟は大きく、バイブラバスになっていました。 サウナや水風呂もあり、サウナ後には大きなバイブラバスを利用している人が多かったです。 露天風呂はありません。 宿泊施設でもあるためか、リンスインシャンプー、ボディーソープは備え付けてありました。 うたた寝処には、温泉の出る蛇口がありました。 一か所ある源泉の井戸から飲用と浴用に分けて使っているとのこと。安心して飲んでみました。 その味わいは、硫黄の香りと鉄分のような風味。100ml~200mlをゆっくり時間をかけて飲むように注意書きがありました。 とてもたくさんは飲めそうになく、一口でおしまいにしました…
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雰囲気 |
昔ながらの田舎のホテル。周辺の景観は山間で大自然 温泉ホテルなのですが経年ゆえの古さがあり、清潔感はさほど感じない気がしました。 温泉へはロビーから階段を下りた地下へ向かいます。 温泉のロビーには昔ながらのゲームコーナー、うたた寝処、マッサージ器がありました。 脱衣室は、鍵付きのロッカーがあり安心です。 温泉の中は露天風呂がないので景観はないのですが、明るくきれいに保たれていました。 |
充実度 |
夏はロビーではカブトムシの販売! 食堂もあり 温泉のロビーでは、カブトムシが販売されていました。お子さんが喜びそう! 夏の間だけ、周辺のカブトムシを販売しているようでした。 レストランは、カレーの日というのがあって変わり種カレーや格安の日があるようです。 |
その他 | |
管理人オススメ度 | 3 ドライブ途中に立ち寄りたい、山間の温泉スポット。飲泉にも挑戦してみて! |
アクセス
住所 | 北海道名寄市日進 |
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駐車場 | あり |
Webサイト | http://www.nayoro.co.jp/sunpillar/top/ |
電話番号 | 01654-2-2131 |
料金 | 大人400円、小学生以下200円 |
営業時間 | 10:00~22:00 |
定休日 | なし・不定休 |
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